『進撃の巨人』は、原作漫画・テレビアニメともに完結しています。諫山創による原作漫画は2021年4月9日に最終話の第139話が掲載され、単行本は全34巻で完結。テレビアニメも2023年11月に最終話が放送され、各話版換算で全94話の物語に幕を下ろしました。
ただし、完結後も作品の展開は続いています。劇場版『進撃の巨人 THE LAST ATTACK』の再上映や、2026年12月発売予定のゲーム新作、2027年に予定されている劇場版の新たな上映形式など、関連企画が発表されています。この記事では、漫画とアニメの完結時期、エレンの最後、原作とアニメの違い、続編発表の有無を2026年10月29日時点の公式情報をもとに整理します。なお、最終回の重大なネタバレを含みます。
【結論】進撃の巨人は漫画・アニメともに完結済み!最終回はいつ?

『進撃の巨人』の完結について、まず押さえておきたいのは、原作漫画とテレビアニメでは完結した時期が異なることです。漫画が先に結末を迎え、その約2年半後にアニメ版も最後まで映像化されました。
原作は講談社の『別冊少年マガジン』で2009年9月に連載を開始。約11年半の連載を経て、2021年4月9日発売の同誌5月号に最終話が掲載されました。最終巻となる第34巻は同年6月9日に発売されています。
テレビアニメは2013年に放送がスタートし、Season 1からSeason 3まではWIT STUDIO、The Final SeasonはMAPPAが制作を担当。最終章は「The Final Season 完結編」として前編・後編に分けて放送され、2023年11月4日の後編放送で、エレン・イェーガーを中心とする物語が完結しました。
「完結編はいつ放送されたのか」と気になっている人は、前編が2023年3月、後編が同年11月と覚えておくと分かりやすいでしょう。後編は長尺の特別番組として放送され、配信では第88話から第94話までの各話版も展開されました。
つまり、漫画の結末を先に知りたいなら第34巻、アニメで物語を最後まで追いたいなら第94話まで視聴すれば、エレンたちの物語を最後まで見届けられます。
【完結までの年表】進撃の巨人は全何巻?最終話139話とアニメ94話を比較
『進撃の巨人』の基本情報を整理すると、漫画は全34巻・全139話、テレビアニメは各話版換算で全94話です。ただし、漫画の話数とアニメの話数は数え方が異なります。アニメの最終章には長尺の特別番組が含まれるため、単純に数字だけを比較しないことが大切です。
| 対象・関係者 | 時期・数字 | 内容と位置づけ |
|---|---|---|
| 原作漫画・諫山創 | 2009年9月〜2021年4月 | 『別冊少年マガジン』で連載。約11年半を経て完結。 |
| 最終話・第139話 | 2021年4月9日 | 掲載誌の最終話。タイトルは「あの丘の木に向かって」。 |
| 単行本第34巻 | 2021年6月9日 | 最終巻。連載版の結末に加え、後日譚に関する加筆も収録。 |
| テレビアニメ・Season 1〜3 | 2013年〜2019年 | WIT STUDIOが制作を担当したシリーズ前半。 |
| The Final Season | 2020年〜2023年 | MAPPAが制作を担当。完結編の前編・後編を経て物語が完結。 |
| テレビアニメ最終話 | 2023年11月4日 | 各話版では第94話「あの丘の木に向かって」に相当。 |
| 劇場版『THE LAST ATTACK』 | 2024年11月公開 | 完結編の前編・後編を再構成した144分の劇場作品。 |
| 2026年以降の関連企画 | 2026年・2027年 | ゲーム新作の発売や劇場版の上映企画が進行。漫画・テレビアニメの続編とは別の展開。 |
最終話の正式なタイトルは「あの丘の木に向かって」です。これは単なる最終エピソードの名称ではありません。物語の冒頭から繰り返し描かれてきた木のイメージが、エレンの人生、ミカサの記憶、そして人類の未来を結びつける重要な役割を果たしています。
なお、講談社の完結告知では、最終話を掲載する号と最終巻の発売時期があらかじめ案内されていました。その経緯からも、漫画は突然の打ち切りによって終わったのではなく、完結を告知したうえで物語を閉じた作品と整理できます。
【最終回の真相】エレンの最後とミカサの選択は何を意味したのか
ここからは物語の核心に踏み込みます。『進撃の巨人』の最終回を理解するうえで重要なのは、エレンがなぜ「地鳴らし」を実行したのか、ミカサがなぜエレンを止める決断をしたのか、そして巨人の力が消えた後に何が残されたのかという3点です。
エレンはなぜ地鳴らしを実行したのかエレンは始祖の巨人の力を使い、壁の中にいた多数の超大型巨人を動かして、世界を踏み潰す「地鳴らし」を実行します。その結果、人類の約80%が命を落としたことが最終話で明かされます。
この行動は、仲間を守るためという理由だけでは説明しきれません。エレンには、パラディ島の人々や大切な仲間が生き残れる未来を求める思いがありました。同時に、世界から自由を奪うものを排除したいという執着や、自分自身が望んだ光景を実現しようとする衝動も存在していました。
アルミンとの対話では、仲間たちがエレンを止めることで英雄として生き残る可能性が示される一方、エレン自身の身勝手さや矛盾も露わになります。彼は単純な正義のために行動した英雄でも、すべてを計算し尽くした冷徹な戦略家でもありません。守りたいものと破壊したい衝動が、ひとりの人間の中で衝突していたのです。
ミカサがエレンを殺した理由最終決戦の末、ミカサはエレンを止めるために自らの手で命を絶ちます。エレンを愛しているからこそ、その行動を受け入れられない。それでも、エレンが世界にもたらす破壊を終わらせるために、ミカサは最もつらい選択をしました。
この決断は、始祖ユミルの物語とも結びついています。ユミルはフリッツ王への愛や執着から長く解放されずにいました。ミカサが愛する相手を自ら止める姿は、愛することと相手の行為を肯定することは同じではない、というテーマを浮かび上がらせます。
エレンの死後、巨人の力は消滅し、巨人化していた人々も人間の姿に戻ります。ミカサの選択は、エレンとの関係に終止符を打つだけでなく、巨人の力に支配されてきた世界を終わらせる契機にもなりました。
最終ページの木と少年は続編の伏線なのか原作漫画の第139話は、エレンを悼むミカサと、彼女のもとを訪れる鳥の描写で締めくくられます。一方、単行本第34巻では後日譚が加筆され、ミカサのその後や、遠い未来の都市の変化、さらに大きな木に近づく少年と犬の姿が描かれました。
この木は、物語の冒頭でエレンが眠っていた木を連想させます。巨人の力が消滅したとしても、人類の争いや破壊が永遠になくなったわけではありません。文明が発展し、時代が移り変わっても、同じような出来事が繰り返される可能性を示す演出として読むことができます。
ただし、少年と犬の場面が描かれているからといって、新たな主人公による続編が決定したわけではありません。あの場面は、物語が描いた歴史の循環や未来への余韻として受け止めるのが適切です。
【原作とアニメの違い】最終回は同じ?34巻の加筆と映像版の演出
「進撃の巨人の原作とアニメの違い」を調べる読者が気をつけたいのは、結末そのものと、結末を描くための演出を区別することです。エレンの最期、ミカサの決断、巨人の力の消滅という大きな流れは、漫画とアニメで共通しています。
漫画の最終話と単行本版には違いがある2021年4月に掲載された連載版の最終話と、同年6月に発売された単行本第34巻は、完全に同一の内容ではありません。単行本では結末に加筆が施され、ミカサのその後や、さらに遠い未来を想像させる描写が追加されました。
そのため、連載時に読んだ人が最終巻を読み返すと、物語の終わり方に対する印象が変わる可能性があります。特に、エレンの死後に訪れる時間の流れと、平和が必ずしも永続しないことを示唆する描写は、作品全体のテーマを考えるうえで重要です。
アニメ版は何が違うのかアニメ版では、原作の結末を土台にしながら、会話の表現や場面のつなぎ方、映像と音楽による演出が加えられています。最終章では、エレンとアルミンの対話や、ミカサが決断に至るまでの感情が、声優の演技や映像表現によって具体的に描かれました。
また、漫画では読者がページをめくりながら受け取る沈黙や余韻が、アニメでは音楽、環境音、カットの長さによって表現されます。セリフを読むだけでは捉えにくい登場人物の感情を、映像作品として補完している点が特徴です。
単行本で加筆された後日譚に関する描写も、アニメ版では映像によって表現されています。漫画とアニメのどちらか一方だけが正しい結末というわけではなく、同じ物語を異なる表現手法で味わえる関係にあります。
初めて結末を知るならどちらがおすすめ?物語の設定や登場人物の心理を自分のペースで整理したい人には、原作漫画がおすすめです。特に第139話までの流れを確認したあと、第34巻の加筆部分を読み返すと、エレンの選択や作品のラストに込められた意味を考えやすくなります。
一方、音楽や声の演技、立体的な戦闘描写によって物語を体験したい人にはアニメ版が向いています。すでに漫画を読んだ人も、完結編を視聴することで、登場人物の表情や演出から新たな印象を得られるでしょう。
【THE LAST ATTACKとは】完結編はいつ公開?新しい最終回なのか
劇場版『進撃の巨人 完結編 THE LAST ATTACK』は、テレビアニメの最終章を劇場で楽しめるよう再構成した作品です。2024年11月に公開され、完結編の前編・後編を一本にまとめた144分の長編映画として制作されました。
公式ポータルサイトによると、監督の林祐一郎が本編カットのブラッシュアップを指揮し、5.1chサラウンド音響を採用。テレビ放送版をそのまま並べただけではなく、大画面での鑑賞を意識した映像と音響の調整が施されています。
THE LAST ATTACKで結末は変わった?結論からいえば、『THE LAST ATTACK』は、原作漫画の続きを描く新作でも、エレンの運命を変更した別エンディングでもありません。テレビアニメの完結編を再構成した劇場版であり、物語の大筋はテレビアニメ版と共通しています。
したがって、映画を見れば新たな続編の物語が始まるというわけではありません。テレビアニメを視聴済みの人にとっては、地鳴らしの迫力や最終決戦の映像、音響を改めて体験するための作品と位置づけられます。
2026年最新の上映情報は?2026年9月、公式サイトは『THE LAST ATTACK』を2027年にSCREEN X・4DX・ULTRA 4DXで上映する企画を発表しました。SCREEN Xは正面だけでなく左右の壁面にも映像を投影する方式で、4DXは座席の動きや環境効果を通して作品への没入感を高める上映方式です。
2026年10月23日には、テレビアニメSeason 1を再編集した劇場版『進撃の巨人 前編〜紅蓮の弓矢〜』もSCREEN X・4DX・ULTRA 4DXで上映が始まりました。こちらはシリーズ序盤の物語を振り返る作品であり、『THE LAST ATTACK』の続編ではありません。
2027年の『THE LAST ATTACK』上映については、発表された上映形式と年を押さえておくのがポイントです。上映館や具体的な日程などの詳細は、今後の公式発表によって確認する必要があります。
【続編は2026年にある?】漫画・アニメの新作発表と最新企画を整理
2026年10月29日時点で、原作漫画の正式な続編や、物語の続きを描く新しいテレビアニメシリーズが始まるという公式発表はありません。ただし、作品そのものの展開が止まったわけではなく、劇場上映、ゲーム、公式映像企画などが続いています。
2026年に発表された主な動き2026年9月9日には、作品に関連する記念日「進撃の巨人の日」の制定を記念した企画が展開されました。公式ポータルサイトでは、諫山創による描き下ろしのお祝いイラストや、関連ニュースの発表が行われています。同日には公式YouTubeチャンネルの開設も告知され、アニメ本編の期間限定公開や特別映像などの企画が発表されました。
加えて、コーエーテクモゲームスはタクティカルハンティングアクションゲーム『進撃の巨人3』の発売を発表しています。対応機種はPlayStation 5、Nintendo Switch 2、Xbox Series X|S、Steamで、発売予定日は2026年12月10日です。MAPPAがゲームのオープニングアニメーションを制作することも公式に発表されています。
ただし、ゲームのタイトルに「3」と付いていることと、漫画やテレビアニメの物語が続くことは別問題です。公式発表では、本作は『進撃の巨人』の物語を最初から最後まで描くゲームとして案内されています。新たな漫画シリーズやテレビアニメの続編が決まったことを意味するものではありません。
「完結した理由」は打ち切りだったから?『進撃の巨人』が完結した理由について、打ち切りを裏付ける公式発表はありません。講談社は2021年1月の時点で第34巻を最終巻とする予定を告知し、最終話の掲載日と単行本の発売日も案内していました。
連載が約11年半に及んだことを踏まえると、完結は突然の終了ではなく、長期にわたって展開してきた物語を最後まで描き切る節目だったと考えられます。エレンとミカサ、アルミンたちの物語を終えたあとも、映像作品やゲームなどを通して作品世界を楽しめる環境は維持されています。
続編を待っている人にとっては、新作の発表と既存作品の再上映を区別することが大切です。新しい上映企画やゲームの発売は、シリーズの人気や展開が続いていることを示しますが、それだけで原作の続きを描く新作が決定したとは判断できません。
【進撃の巨人の完結】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:進撃の巨人は漫画で完結していますか? A1:はい。諫山創による原作漫画は2021年4月9日に最終話の第139話が掲載され、同年6月9日発売の単行本第34巻で完結しました。
Q2:進撃の巨人のアニメ最終回は何話ですか? A2:各話版では第94話「あの丘の木に向かって」が最終話です。テレビ放送では2023年11月4日に完結編の後編が放送されました。
Q3:進撃の巨人の最終回でエレンはどうなりますか? A3:エレンは地鳴らしを止めるために立ち向かったミカサによって命を絶たれます。その後、巨人の力が消滅し、物語はミカサがエレンを悼む場面と、遠い未来を示唆する描写へと続きます。
Q4:THE LAST ATTACKはアニメの続編ですか? A4:いいえ。テレビアニメの完結編の前編・後編を再構成した劇場版です。新しい物語の続編や、異なる結末を描いた作品ではありません。
Q5:進撃の巨人の続編は2026年に発表されていますか? A5:2026年10月29日時点で、漫画の正式な続編やテレビアニメの新シリーズの公式発表はありません。一方、ゲーム『進撃の巨人3』は2026年12月10日発売予定で、劇場版『THE LAST ATTACK』も2027年に新たな上映形式で公開される予定です。
Q6:単行本34巻を読むと最終回の印象は変わりますか? A6:変わる可能性があります。第34巻には連載版の結末に加筆された後日譚があり、ミカサのその後や遠い未来の様子が描かれています。最終回の余韻や、作品が示す歴史の循環について深く考えたい人には、単行本版まで読むことをおすすめします。
『進撃の巨人』は、原作漫画が全34巻・全139話で2021年に完結し、テレビアニメも2023年11月に全94話の物語を締めくくりました。エレンの最後、ミカサの選択、巨人の力の消滅という結末は漫画とアニメで共通する一方、単行本の加筆や映像演出によって、それぞれ異なる余韻を味わえます。
2026年には公式YouTubeチャンネルや記念企画、ゲーム新作などの展開が発表され、2027年には劇場版『THE LAST ATTACK』のSCREEN X・4DX・ULTRA 4DX上映も予定されています。しかし、これらは原作漫画やテレビアニメの続編発表とは区別して考える必要があります。
作品の結末を深く理解したいなら、まず原作第139話と単行本第34巻の加筆部分を読み比べ、その後にアニメ第94話や劇場版を鑑賞するのがおすすめです。『進撃の巨人』の魅力は、巨人との戦いや謎解きだけではありません。自由を求めることの代償、愛する人を止める決断、そして争いが終わった後の世界まで問いかける点にあります。完結した今だからこそ、物語全体を振り返ることで、最終回に込められた意味を改めて受け取れるはずです。