ミントのお酒を探していると、鮮やかな緑色のミントリキュールや透明なホワイトタイプ、生のミントを使うモヒートなど、さまざまな選択肢が見つかります。ところが、商品によってアルコール度数や甘さ、香りの強さが異なるため、初めて購入する人はどれを選べばよいか迷いがちです。
2026年10月現在、ミントのお酒を楽しむ方法は、市販のミントリキュールをソーダで割る手軽な飲み方から、グラスホッパーなどの本格カクテル、ミントの葉をホワイトリカーに漬け込む自家製ミント酒まで幅広くあります。この記事では、グリーンとホワイトの違い、定番商品の価格・度数、失敗しにくいレシピを整理し、目的に合った一本の選び方を解説します。
【基礎知識】ミントのお酒の種類は?リキュール・カクテル・手作り酒の違い

ミントのお酒は、ミントの香りを楽しむという共通点がある一方、製法や飲み方によって味わいが大きく変わります。最初に押さえたいのは、市販のミントリキュールと、生のミントを使って作るカクテルは別物だということです。
1. ミントリキュール:甘さと清涼感を楽しむお酒ミントリキュールは、ミントの香味を生かしたリキュールです。商品によって甘さや香りの強さは異なりますが、一般的には爽快な香りと甘みが特徴。ソーダや牛乳、チョコレート系のリキュールと組み合わせると、手軽にさまざまな味わいを作れます。
代表的な商品には、フランスの「ペパーミント ジェット27」やオランダの「ボルス ペパーミント グリーン」「ボルス ペパーミント ホワイト」などがあります。カクテルの材料として使いやすく、家庭でミントのお酒を始めたい人にも向いています。
2. 生のミントを使うカクテル:フレッシュな香りが魅力代表例はモヒートです。ラム酒、ライム、砂糖、炭酸水にスペアミントなどの生葉を加えることで、ミント本来の青々とした香りを楽しめます。
ミントリキュールを使うカクテルとは異なり、生の葉を使うレシピでは甘さを自分で調節できます。すっきりした飲み口を求める人や、ミントの香りを自然に感じたい人におすすめです。
3. 自家製ミント酒:ミントの香りをじっくり引き出すペパーミントやスペアミントをホワイトリカーなどに漬け込む方法もあります。オエノングループが公開しているミント酒のレシピでは、ミントの葉、35%のホワイトリカー、氷砂糖を使い、標準的な漬け込み期間を約1か月としています。
自家製ミント酒は、使うミントの種類や量、漬け込み期間によって香りが変化するのが魅力です。ただし、市販のミントリキュールのように、甘さや色、度数が一定の商品ではありません。材料の管理や保存方法も含めて楽しむお酒です。
【徹底比較】ミントリキュールのグリーンとホワイトの違い・度数・価格
ミントリキュールを選ぶ際に迷いやすいのが、グリーンとホワイトの違いです。結論からいえば、同じブランドの同シリーズであれば、色の違いが主な差となっている商品があります。ただし、異なるメーカーの商品まで一律に同じ味・同じ度数だと考えるのは避けましょう。
グリーンは見た目を生かすカクテルにおすすめグリーンタイプは、鮮やかな緑色を生かしたカクテル作りに適しています。グラスホッパーのようにミントの色が完成したドリンクの印象を左右するカクテルでは、特に使いやすい選択肢です。
一方、緑色がついているからといって、必ずしもホワイトタイプよりミントの香りが強いわけではありません。色と香味は分けて考えるのがポイントです。
ホワイトは透明感を重視したいときに便利ホワイトタイプは無色透明の商品が中心です。ドリンクの色を変えずにミントの風味を加えたい場合や、ほかの材料の色合いを生かしたい場合に向いています。
例えば、透明感のあるカクテルや、チョコレート系の材料と組み合わせるドリンクでは、色の主張が少ないホワイトタイプが便利です。なお、ここでいうホワイトは一般的に透明なミントリキュールを指し、乳白色のクリーム系リキュールとは異なります。
2026年版・代表的なミントリキュールの価格比較以下は、国内販売店の商品情報で確認できる価格例です。価格は2026年10月の掲載情報を基準にした参考値で、送料、在庫、販売店、輸入ロットなどによって変動します。
| 商品名 | 容量・度数 | 価格の目安 | 特徴・おすすめ用途 |
|---|---|---|---|
| ボルス ペパーミント グリーン | 700ml・24% | 約1,500〜2,200円 | 鮮やかな緑色。グラスホッパーなど、色を生かすカクテル向き。 |
| ボルス ペパーミント ホワイト | 700ml・24% | 約1,200〜1,800円 | 透明タイプ。ドリンクの色合いを変えずにミント風味を加えたいときに便利。 |
| ペパーミント ジェット27 | 700ml・21% | 約1,700〜2,500円 | フランス産の定番ミントリキュール。ミントの香りを生かすカクテルに向く。 |
ボルスのグリーンとホワイトは、国内販売店の商品説明でも、主な違いはカラーと案内されています。いずれも24%で、色を使い分けながら同じシリーズを活用できる点が魅力です。
一方、ペパーミント ジェット27は、商品名の数字から27%だと思われることがありますが、国内販売情報で一般的に確認できる現行商品の度数は21%です。名称だけでアルコール度数を判断せず、購入時にはボトルの表示を確認しましょう。
ミントリキュールの度数は高い?今回紹介した商品は21〜24%で、一般的なビールよりアルコール度数が高めです。甘みやミントの清涼感によってアルコール感が目立ちにくいこともあるため、飲みやすさだけで量を判断しないことが大切です。
例えば、アルコール度数24%のリキュールを30ml使うと、純アルコール量は約5.8gになります。ソーダで薄めても、使用したリキュールに含まれるアルコール量そのものは変わりません。
【おすすめの飲み方】ミントリキュールのソーダ割り・ロック・ミルク割り
ミントリキュールのおいしい飲み方を探しているなら、まず試したいのがソーダ割りです。材料が少なく、ミントの香りや甘さを確かめながら自分好みの濃さに調整できます。
ミントリキュールのソーダ割り基本の割合は、ミントリキュール30mlに対して炭酸水90〜120ml。甘さを控えたいなら炭酸水を多めにし、ミントの風味を強く感じたいなら少なめにします。
材料(1杯分)
- ミントリキュール:30ml
- 炭酸水:90〜120ml
- 氷:適量
- ライムまたはレモン:お好みで少量
作り方
- グラスに氷を入れます。
- ミントリキュールを注ぎます。
- 冷えた炭酸水をゆっくり加えます。
- 軽く混ぜ、好みでライムやレモンを添えます。
要点は、最初から甘味料を加えないこと。ミントリキュールには糖分が含まれる商品が多いため、シロップを追加すると甘くなりすぎる場合があります。酸味を足すと、甘さが引き締まり、後味もすっきりします。
ロック:ミントの個性を確かめる飲み方リキュールを氷に注ぐロックは、香りや甘みをダイレクトに感じやすい飲み方です。初めて買った銘柄の特徴を確かめるときにも適しています。
ただし、氷が溶けるまではアルコールの刺激を感じやすく、甘さも強く感じることがあります。少量から試し、必要に応じて水や炭酸水を加えるとよいでしょう。
ミルク割り:チョコミント風の味わいにミントリキュール30mlに冷たい牛乳90ml程度を合わせると、ミントの清涼感とミルクのまろやかさが楽しめます。デザートのような風味が好きな人に向いたアレンジです。
チョコレートリキュールを少量加えると、チョコミント風の味わいに近づきます。ただし、甘みのあるリキュール同士を組み合わせると糖分が増えるため、分量は控えめから調整しましょう。
【定番カクテル】モヒートとグラスホッパーの作り方
ミントのお酒を本格的に楽しむなら、モヒートとグラスホッパーは押さえておきたい定番です。どちらもミントが主役ですが、モヒートは柑橘と炭酸の爽快感、グラスホッパーはカカオとクリームの濃厚さが特徴です。
モヒートの作り方:生のミントを使った爽快な一杯モヒートは、ラム酒、ミント、ライム、砂糖、炭酸水を使うカクテルです。S&B食品の公開レシピでも、スペアミントとライム、砂糖、ラム酒、炭酸水を組み合わせた作り方が紹介されています。
材料(1杯分)
- ホワイトラム:30〜45ml
- スペアミント:ひとつかみ
- ライム:1/2個程度
- 砂糖:小さじ1〜2
- 炭酸水:適量
- 氷:適量
作り方
- グラスにライムを搾り、砂糖とミントを加えます。
- ミントをマドラーで軽く押し、香りを引き出します。
- ラム酒と氷を加えます。
- 炭酸水を注ぎ、全体を軽く混ぜます。
ミントを強くすりつぶしすぎると、葉の苦みや青っぽさが目立つ場合があります。香りを引き出すイメージで、やさしく押すのがコツです。
モヒートは生のミントを使うのが基本なので、ミントリキュールを必ず用意する必要はありません。生葉が手に入らない場合は、別のミント風味のアレンジとしてリキュールとソーダを組み合わせる方法もありますが、伝統的なモヒートとは材料も味わいも異なります。
グラスホッパーの作り方:ミントとチョコレートの組み合わせグラスホッパーは、ミントリキュール、カカオリキュール、生クリームを組み合わせる甘口のカクテルです。ミントの清涼感にカカオの香りとクリームのコクが重なり、食後の一杯にも向いています。
材料(1杯分)
- グリーンミントリキュール:20ml
- ホワイトカカオリキュール:20ml
- 生クリーム:20ml
- 氷:適量
作り方
- シェーカーにミントリキュール、カカオリキュール、生クリーム、氷を入れます。
- 十分にシェークし、材料をなじませます。
- ストレーナーでこしながらカクテルグラスに注ぎます。
おいしく仕上げる要点は、クリームが十分に混ざるまでしっかりシェークすることです。生クリームの濃厚さとミントの香りが調和し、ミントリキュールをソーダで割ったときとは違う表情が生まれます。
なお、カクテルレシピには複数のバリエーションがあります。ここでは家庭でも材料をそろえやすい基本形を紹介しています。使用するリキュールの甘さや濃さに応じて、分量を調整してください。
【自家製レシピ】ペパーミント酒・ミント酒の作り方と注意点
市販のリキュールとは違う香りを楽しみたいなら、自家製ミント酒も選択肢になります。オエノングループが公開しているレシピでは、ミントの葉400g、35%のホワイトリカー1,800ml、氷砂糖200gを使い、標準的な漬け込み期間を約1か月としています。
材料と手順材料
- ミントの葉:400g
- 35%のホワイトリカー:1,800ml
- 氷砂糖:200g
- 清潔なガラス製の保存瓶:4L程度を目安に用意
作り方
- 保存瓶をよく洗い、十分に乾燥させます。
- ミントの葉を水洗いし、表面の水分をしっかり拭き取ります。
- ミントの葉と氷砂糖を保存瓶に入れ、ホワイトリカーを注ぎます。
- 密閉して冷暗所で保管し、香りや状態を確認しながら漬け込みます。
- 標準的な目安である約1か月を参考に、仕上がりを確認します。
この分量は公開レシピに基づくものです。家庭で少量だけ作りたい場合は、材料を同じ比率で減らす方法もあります。ペパーミントやスペアミントなど、使用する品種によって香りの印象が変わるため、好みの種類を選ぶとよいでしょう。
自家製ミント酒のおいしい使い方完成したミント酒は、少量を炭酸水で割ったり、紅茶に加えたり、バニラアイスやチョコレートアイスにかけたりする楽しみ方があります。甘さや香りが強い場合は、少しずつ加えてバランスを調整しましょう。
また、葉を漬け込む時間が長ければ必ずおいしくなるわけではありません。香りの出方はミントの種類や状態によって異なります。濁りや異臭など、品質に異常が疑われる場合は飲用を避けてください。
手作り酒で守りたい酒税法上のルール日本では、家庭で自分が飲むために酒類へ物品を混ぜる行為について、一定の条件を満たす場合に例外的な取り扱いがあります。焼酎SQUAREの解説によると、使用する酒類は酒税が課税済みでアルコール分20度以上のものとされ、混和できる物品にも制限があります。
自家製ミント酒を作る場合は、こうした条件に適合する材料を選び、発酵が起こらないよう適切に管理する必要があります。自分で飲むための酒として認められる範囲と、製造・販売に関するルールは同じではありません。販売目的で作ったり、条件を確認せずに度数の低い酒へ材料を漬け込んだりすることは避けましょう。
【プロの結論】2026年に失敗しないミントリキュールの選び方
ミントリキュール選びで重視したいのは、単純な価格の安さだけではありません。どんな飲み方をしたいのかを先に決めると、必要な色、度数、容量が見えてきます。
初めて買うなら、用途を一つ決める- ソーダ割りが中心:ミントの香りと甘さを確認し、炭酸水で調整しやすい商品を選ぶ。
- グラスホッパーを作りたい:グリーンタイプを選ぶと、完成したカクテルの色を鮮やかに仕上げやすい。
- 透明なカクテルを作りたい:ホワイトタイプを選び、ほかの材料の色を生かす。
- 自然なミントの香りを楽しみたい:生のミントを使うモヒートから始める。
- 自分好みの香りを追求したい:酒税法上の条件を守りながら、自家製ミント酒に挑戦する。
700mlのボトルは、一度に少量ずつ使えば複数のカクテルを作れます。例えば、1杯に30ml使うなら、単純計算で約23杯分です。1,800円のボトルなら、リキュール代は1杯当たり約78円となります。炭酸水や氷、ほかの材料の費用は別ですが、継続してカクテルを作る人には容量の大きいボトルが便利です。
一方、ミントリキュールをソーダ割りでしか飲まない人にとって、容量が大きすぎる商品は使い切りにくいこともあります。購入価格に加えて、飲む頻度や保管場所も判断材料にしましょう。
評判はレビューの点数だけで判断しないミントリキュールの評価では、香りの強さ、甘さ、色の鮮やかさ、カクテルへの使いやすさが重視されます。ただし、同じ特徴でも好みは分かれます。強いミント感を求める人には魅力的な香りが、軽い味わいを求める人には強すぎると感じられる場合もあります。
販売店のレビューには高評価の商品もありますが、掲載件数や購入者層は店舗ごとに異なります。評価点だけでなく、どの飲み方で使った人の感想なのかを確認することが、購入後のミスマッチを防ぐ近道です。
【プロの結論】 初めての一本には、使い道が明確で価格と度数を比較しやすい定番商品が向いています。色を重視するならグリーンとホワイト、香りの自然さを重視するなら生のミント、手軽さを重視するならソーダ割りを基準に選ぶのがおすすめです。ミントの爽快感だけでなく、甘さとアルコールの強さも含めて、自分に合うスタイルを見つけましょう。
ミントのお酒に関するよくある質問(FAQ)
Q1:ミントのお酒で初心者におすすめの飲み方は?
A1:ミントリキュール30mlを炭酸水90〜120mlで割るソーダ割りがおすすめです。甘さや濃さを調整しやすく、ミントの香りも楽しめます。
Q2:ミントリキュールのグリーンとホワイトは味が違う?
A2:ボルスのペパーミントシリーズでは、主な違いは色と案内されています。ただし、すべてのメーカーの商品が同じ仕様とは限らないため、購入時に原材料や度数を確認しましょう。
Q3:ミントリキュールのアルコール度数は何%くらい?
A3:今回紹介した代表的な商品では21〜24%です。商品によって異なるため、ラベルのアルコール分表示を確認してください。甘く飲みやすく感じても、飲みすぎには注意が必要です。
Q4:モヒートはミントリキュールだけで作れる?
A4:ミントリキュールと炭酸水を使ったミント風味のドリンクは作れますが、一般的なモヒートはラム酒、生のミント、ライム、砂糖、炭酸水を使います。生の葉を使うと、フレッシュな香りを楽しめます。
Q5:ミント酒を自宅で作るときに注意することは?
A5:酒税法上の条件に適合する酒類と材料を使い、清潔な保存瓶で適切に管理してください。家庭で自分が飲むための漬け込み酒には条件があり、販売もできません。度数の低い酒を使う前に、ルールを確認することが大切です。
ミントのお酒には、市販のミントリキュール、生のミントを使うカクテル、自家製ミント酒という選択肢があります。手軽に楽しむならソーダ割り、爽快なカクテルならモヒート、甘く濃厚な味わいならグラスホッパーが候補になります。
商品を選ぶ際は、グリーンとホワイトの色の違いだけでなく、アルコール度数、甘さ、価格、容量も比較しましょう。2026年10月時点で確認できる代表商品の掲載価格は、700mlでおおむね1,500〜2,500円前後ですが、販売店や在庫によって変動します。
まずは飲みたいカクテルや好みの甘さを決め、少量から試すことが失敗しないコツです。ミントならではの爽快な香りを生かしながら、自分に合った一本と飲み方を見つけてください。