「月のつく言葉」には、月光や三日月のように夜空の美しさを表す言葉から、花鳥風月や鏡花水月といった趣のある四字熟語、月とすっぽんのようなことわざまで、さまざまな表現があります。読み方や意味を知ると、日常会話はもちろん、小学生の作文、国語の宿題、俳句、手紙、しりとりなどにも活用できます。
この記事では、2026年版の言葉探しに役立つよう、月が入る言葉を二字熟語・三字熟語・四字熟語に分け、読み方、意味、例文とともに一覧で紹介します。加えて、月から始まる言葉、月で終わる言葉、ことわざや慣用句、月を使った美しい言葉まで整理しました。漢字の「月」が含まれていても、必ずしも夜空の月を意味するわけではないという、日本語ならではの面白さにも注目します。
【まずは基本】月のつく言葉にはどんな種類がある?

「月のつく言葉」は、大きく分けると、月そのものや光景を表す言葉、年月や暦に関係する言葉、比喩や教訓として使われる言葉の3種類に整理できます。最初にこの違いを押さえると、言葉の意味を覚えやすくなります。
1.月そのものや夜空の景色を表す言葉月光(げっこう)、月影(つきかげ)、満月(まんげつ)、新月(しんげつ)、三日月(みかづき)、月夜(つきよ)などが代表例です。月の形や明るさ、月が照らす風景を表現するときに使います。
- 月光(げっこう):月から差す光。
- 月影(つきかげ):月の光や、月の姿。文脈によって意味が異なる。
- 満月(まんげつ):丸く見える月。
- 新月(しんげつ):月が地球から見て太陽とほぼ同じ方向にあり、肉眼ではほとんど見えない月の状態。
- 三日月(みかづき):細い弓形に見える月。
- 月夜(つきよ):月が出て、月明かりのある夜。
月日(つきひ)、歳月(さいげつ)、月曜日(げつようび)、月給(げっきゅう)、月謝(げっしゃ)、月末(げつまつ)などは、時間や日常生活に密接した言葉です。
この種類では、月が夜空の天体ではなく、暦や時間の単位に関係しています。たとえば「月謝」は、習い事などで毎月支払う料金を指します。「歳月」は、時間が積み重なっていくことを表す言葉です。
3.たとえや教訓、美しい情景を表す言葉花鳥風月(かちょうふうげつ)、鏡花水月(きょうかすいげつ)、月とすっぽん、月に叢雲、花に風などは、文字どおりの意味を超えて使われる表現です。
日本語では、月を美しさや移ろいやすさの象徴として用いる一方、ことわざでは人間関係や世の中の思いどおりにならない様子を表すこともあります。同じ「月」の字でも、表現によって印象が大きく変わるのが特徴です。
【一覧で紹介】月の二字熟語・三字熟語・四字熟語と意味
月を含む熟語を探すときは、漢字の文字数で分けると見つけやすくなります。ただし、漢字が4文字ある言葉がすべて四字熟語というわけではありません。ここでは、一般的な熟語と、まとまった意味を持つ四字熟語を区別して紹介します。
月の二字熟語一覧二字熟語は、学校の漢字学習や短い言葉を使った作文、言葉遊びに便利です。
- 月光(げっこう):月の光。「月光が海を照らす」などと使う。
- 月見(つきみ):月を眺めて楽しむこと。「家族で月見をする」。
- 月夜(つきよ):月明かりのある夜。「静かな月夜」。
- 月食(げっしょく):地球の影に月が入り、月の一部または全部が暗くなる現象。「皆既月食を観察する」。
- 月給(げっきゅう):1か月を単位として支払われる給料。
- 月謝(げっしゃ):習い事や塾などに毎月支払う料金。
- 月刊(げっかん):毎月1回発行すること。「月刊誌を読む」。
- 月末(げつまつ):月の終わり。「月末までに提出する」。
- 月初(げっしょ):月の初め。「月初に予定を立てる」。
- 月齢(げつれい):月の満ち欠けに関係する日数で表した指標。天文学や暦の説明などで使う。
- 月下(げっか):月の光の下。「月下を歩く」。
- 月影(つきかげ・げつえい):月の光や月の姿を表す言葉。
- 新月(しんげつ):月がほとんど見えない月相。
- 満月(まんげつ):月の全面が明るく丸く見える状態。
- 半月(はんげつ):半円形に見える月。また、月の半分に相当する期間。
- 歳月(さいげつ):長い時間や年月。「長い歳月をかけて完成した」。
- 風月(ふうげつ):風や月などの自然の風物。転じて、風雅な楽しみ。
- 水月(すいげつ):水と月、または水面に映る月の姿。
特に覚えておきたいのは、「月光」「月見」「月夜」のように月の景色を表す言葉と、「歳月」「月給」「月謝」のように時間や生活に関係する言葉の違いです。文字数が同じでも、意味のまとまり方はそれぞれ異なります。
月の三字熟語・三文字の言葉一覧三字の言葉には、月に関する自然現象や植物、暦、生活習慣などを表すものがあります。
- 三日月(みかづき):細い弓形に見える月。
- 月曜日(げつようび):週の曜日の一つ。
- 月見酒(つきみざけ):月を眺めながら酒を楽しむこと。
- 月見草(つきみそう):月見草の名で知られる植物。
- 月桂樹(げっけいじゅ):常緑樹の一種。葉の冠は栄誉の象徴としても知られる。
- 月長石(げっちょうせき):ムーンストーンとも呼ばれる鉱物。
- 月光浴(げっこうよく):月明かりを浴びて楽しむことを表す言葉。
- 月刊誌(げっかんし):毎月発行される雑誌。
- 月面図(げつめんず):月の表面の地形などを示した図。
- 五月雨(さみだれ):陰暦5月ごろに降る長雨。現在の暦では主に梅雨の時期にあたる。
- 五月病(ごがつびょう):新年度の環境変化などを背景に、5月ごろに気分の落ち込みや意欲低下を感じる状態を指す俗称。
- 水無月(みなづき):陰暦6月の異称。
- 神無月(かんなづき):陰暦10月の異称。
- 旧正月(きゅうしょうがつ):旧暦に基づく正月。
ここで注目したいのが「五月雨」です。漢字に「月」が含まれていますが、現在の月の満ち欠けや月明かりを表す言葉ではありません。旧暦の月名に由来する表現です。「五月病」や「月曜日」も同じく、月が暦の意味で使われています。
月の四字熟語一覧四字熟語には、自然の美しさや心のあり方、物事の変化を表現する言葉が多くあります。読み方と意味をセットで覚えると、作文や読書感想文にも活用しやすくなります。
- 花鳥風月(かちょうふうげつ):花、鳥、風、月に代表される自然の美しい風物。また、自然を楽しむ風雅な趣味。
- 鏡花水月(きょうかすいげつ):鏡に映る花や水面に映る月のように、目に浮かんでも手に取れないもの。また、言葉だけでは説明し尽くしにくい繊細な趣。
- 日進月歩(にっしんげっぽ):日に日に、月ごとに進歩すること。技術や学問が急速に発展する様子。
- 月下美人(げっかびじん):夜に花を咲かせるサボテン科の植物の名。
- 月下氷人(げっかひょうじん):男女の縁を取り持つ人。仲人。
- 春花秋月(しゅんかしゅうげつ):春の花と秋の月。自然の美しい景色を表す。
- 光風霽月(こうふうせいげつ):雨上がりの澄んだ風と明るい月。転じて、心がさっぱりとしてわだかまりのない様子。
四字熟語を覚える際には、文字の並びだけでなく、何を象徴しているのかを理解することが大切です。たとえば「花鳥風月」は自然の美しさ、「日進月歩」は変化や進歩、「鏡花水月」は実体をつかみにくいものを表します。どれも「月」を含みますが、伝える内容は大きく異なります。
【比較表】月のつく言葉の読み方・意味・使い分け
似たような言葉でも、使う場面によって自然さが変わります。国語辞典の『デジタル大辞泉』や『精選版 日本国語大辞典』、日本漢字能力検定協会の「漢字ペディア」などに掲載される語義を踏まえ、代表的な言葉の関係を整理しました。
| 言葉 | 読み方 | 意味・分類 | 使いどころ・例 |
|---|---|---|---|
| 月光 | げっこう | 月から差す光 | 「月光が湖面に映る」など、情景描写に使う。 |
| 月影 | つきかげ・げつえい | 月の光や月の姿 | 詩や小説、風景を描く文章に向く。 |
| 歳月 | さいげつ | 年月、時間の経過 | 「長い歳月を経て完成した」など、時間の積み重ねを表す。 |
| 花鳥風月 | かちょうふうげつ | 自然の美しい風物、風雅な趣 | 自然鑑賞や芸術、季節の魅力を語るときに使う。 |
| 鏡花水月 | きょうかすいげつ | つかみどころのない美しさや趣 | 幻想的な情景や、言葉では表しにくい美しさを描くときに使う。 |
| 月下氷人 | げっかひょうじん | 男女の縁を取り持つ人 | 仲人や縁結びに関係する話題で使う。 |
| 月とすっぽん | つきとすっぽん | 二つのものの間に大きな違いがあること | 性能や実力などの差をたとえることわざ。 |
| 月に叢雲、花に風 | つきにむらくも、はなにかぜ | よいことには邪魔が入りやすいこと | 順調だった計画に障害が生じたときなどに使う。 |
表からも分かるように、「月影」は景色を描く言葉、「花鳥風月」は自然を楽しむ姿勢を表す言葉、「月下氷人」は人間関係に関する言葉です。読み方を知るだけでなく、言葉が表す対象を意識すると、使い分けに迷いにくくなります。
なお、四字熟語のように見える「月下美人」は植物名、「月下氷人」は人物の役割を表す語です。漢字4文字という形式だけで同じ種類の言葉だと判断せず、辞書で意味や用法を確認することも大切です。
【ことわざ・慣用句】月のつく表現と意味、使い方の例文
月を含むことわざには、自然の変化から人生の教訓を読み取った表現が数多くあります。日本漢字能力検定協会の「漢字ペディア」や「故事ことわざ辞典」などにも掲載されている代表的な言葉を見ていきます。
月のことわざ一覧- 月とすっぽん(つきとすっぽん):二つのものが、一見似ているようでも実際には大きく違うことのたとえ。すっぽんも月も丸い形をしていることに着目した表現です。
例文:見た目は似ているけれど、機能を比べると月とすっぽんだ。 - 月に叢雲、花に風(つきにむらくも、はなにかぜ):よいことには邪魔が入りやすく、物事は思いどおりに進まないことのたとえ。
例文:旅行を楽しみにしていたのに大雨になった。月に叢雲、花に風とはこのことだ。 - 月夜に釜を抜かれる(つきよにかまをぬかれる):油断がひどく、簡単には起こらないような失敗をすることのたとえ。
例文:目の前に置いていた大切な荷物をなくすなんて、月夜に釜を抜かれるような失敗だ。 - 月夜に提灯(つきよにちょうちん):月明かりで十分に明るい夜に提灯を持つように、不要なものを付け加えることのたとえ。
例文:十分に明るい部屋でさらに強い照明を付けるのは、月夜に提灯のようだ。 - 月満つれば則ち虧く(つきみつればすなわちかく):満月がやがて欠けていくように、物事も頂点に達すると衰え始めることのたとえ。
例文:成功したときこそ気を引き締めよう。月満つれば則ち虧くというからだ。 - 月日に関守なし(つきひにせきもりなし):月日が過ぎるのを止めることはできないという意味。時間が早く過ぎることを表します。
例文:入学したばかりだと思っていたのに、もう卒業の季節だ。月日に関守なしだ。 - 雨夜の月(あまよのつき):雨の降る夜には月が見えないことから、実際には見たり手に入れたりすることが難しいもののたとえ。
例文:今の計画は実現の見通しが立っておらず、雨夜の月のような話だ。 - いつも月夜に米の飯(いつもつきよにこめのめし):月夜と米の飯がそろった暮らしのように、満ち足りた気楽な生活をたとえた言葉。
例文:毎日おいしい食事を楽しめる暮らしは、いつも月夜に米の飯というものだ。
これらの表現の意味は、「漢字ペディア」や「故事ことわざ辞典」などで確認できます。特に「月に叢雲、花に風」は、美しいものが妨げられる情景から、よいことにも障害がつきものだという教訓を伝えています。
日常会話で使いやすい慣用表現ことわざほど改まらず、日常会話や文章に取り入れやすい言葉もあります。
- 月並み(つきなみ):ありふれていて新鮮味がないこと。「月並みな感想で申し訳ない」。
- 月日が経つ(つきひがたつ):時間が過ぎること。「卒業してから長い月日が経った」。
- 月が満ちる(つきがみちる):月が満月になること。文脈によっては、出産予定の時期が近づくことも表す。
- 歳月は人を待たず(さいげつはひとをまたず):時間は人の都合に合わせて止まってくれないという教訓。「歳月は人を待たず、今できることを始めよう」。
「月並み」は、現代では「ありきたり」という意味で使われるのが一般的です。たとえば「月並みな表現」は、特別な工夫がなく平凡な表現という意味になります。月に関係する言葉でも、意味が比喩的に変化している点が特徴です。
【小学生の作文にも】月から始まる言葉・月で終わる言葉
小学生が国語の宿題や作文、しりとりなどで月のつく言葉を探す場合は、身近な物や風景を表す言葉から覚えると使いやすくなります。ここでは、月から始まる言葉と月で終わる言葉を分けて紹介します。
月から始まる言葉- 月光(げっこう):月の光。
- 月見(つきみ):月を眺めること。
- 月夜(つきよ):月明かりのある夜。
- 月食(げっしょく):月が地球の影に入る現象。
- 月給(げっきゅう):1か月単位の給料。
- 月謝(げっしゃ):塾や習い事などに毎月支払う料金。
- 月刊(げっかん):毎月発行すること。
- 月末(げつまつ):月の終わり。
- 月面(げつめん):月の表面。
- 月桂樹(げっけいじゅ):常緑樹の一種。
- 月見草(つきみそう):植物の名前。
- 月下美人(げっかびじん):夜に花を咲かせる植物。
- 新月(しんげつ):月がほとんど見えない月相。
- 満月(まんげつ):丸く明るく見える月。
- 半月(はんげつ):半円形に見える月。
- 三日月(みかづき):細い弓形に見える月。
- 歳月(さいげつ):年月、長い時間。
- 年月(ねんげつ):年と月、または経過した時間。
- 風月(ふうげつ):自然の風物や風雅な楽しみ。
- 水月(すいげつ):水と月、水面に映る月影。
- 正月(しょうがつ):年の初めの時期。
- 旧正月(きゅうしょうがつ):旧暦に基づく正月。
- 一か月(いっかげつ):月を単位にした期間。
「月で終わる言葉」を探すときには、漢字の「月」が最後に来るかどうかに注目してください。「三日月」のように月の形を表す言葉もあれば、「歳月」のように時間を表す言葉もあります。
小学生にも使いやすい例文月のつく言葉を作文に使うときは、意味が分かる短い文から練習するのがおすすめです。
- 月光:月光が庭の木々を明るく照らしていた。
- 月見:家族と月見をして、お団子を食べた。
- 三日月:帰り道の空に細い三日月が見えた。
- 月夜:静かな月夜に虫の声が聞こえた。
- 月日:小学校に入学してから、長い月日が流れた。
- 花鳥風月:山で花鳥風月を楽しみ、自然の美しさを感じた。
- 日進月歩:科学技術は日進月歩で進歩している。
- 月に叢雲、花に風:楽しみにしていた遠足が雨で中止になり、月に叢雲、花に風だと思った。
作文では、難しい四字熟語を無理に使う必要はありません。身近な風景を伝えたいなら「月光」や「三日月」、時間の経過を表したいなら「月日」や「歳月」、努力や成長を伝えたいなら「日進月歩」というように、文章の目的に合わせて選ぶと自然に仕上がります。
【美しい日本語】月を使った風情のある言葉と表現
月のつく言葉には、意味を伝えるだけでなく、読む人の頭に景色を思い浮かべさせる表現もあります。手紙、俳句、短歌、詩、読書感想文などで使うと、文章に奥行きが生まれます。
月を使った美しい言葉一覧- 朧月(おぼろづき):春の霞などによって、輪郭がぼんやりと見える月。柔らかく幻想的な景色を表す。
- 有明の月(ありあけのつき):夜が明けても空に残っている月。夜明け前後の静かな情景を思わせる。
- 月影(つきかげ):月の光や姿。水面や庭に差す月明かりを描くときにも向く。
- 十六夜の月(いざよいのつき):陰暦16日の夜の月。十五夜の満月より遅れて昇る月を表す。
- 月の船(つきのふね):月を空に浮かぶ船にたとえた詩的な表現。
- 水月(すいげつ):水面に映る月。実体と映像の違いや、はかない美しさを連想させる。
- 花鳥風月(かちょうふうげつ):自然の美しい景色を象徴する、格調のある四字熟語。
- 鏡花水月(きょうかすいげつ):幻想的で、手に取ることのできない美しさを表す表現。
- 月下美人(げっかびじん):夜に花開く植物の名。夜の花や一時的な美しさを連想させる言葉。
- 星月夜(ほしづきよ):星が美しく輝く夜。月が見えない夜を表すこともあり、月の字を含む点と実際の意味の違いが興味深い言葉。
「月がきれいだった」と書くだけでも意味は伝わりますが、具体的な言葉を選ぶと、光の強さや時間帯、景色の印象まで表現できます。
- 「春の夜、朧月が薄い雲の向こうに浮かんでいた。」
- 「夜明け前の空に有明の月が静かに残っていた。」
- 「池の水面に月影が揺れ、夜の庭が幻想的に見えた。」
- 「星月夜の空を見上げ、遠くの山並みに思いをはせた。」
- 「花鳥風月を楽しみながら、季節ごとの自然の変化を味わった。」
- 「水面に映る月を見て、鏡花水月という言葉を思い出した。」
こうした表現を選ぶときは、単に響きの美しさだけで決めず、描きたい景色と意味が合っているかを考えることがポイントです。「朧月」はぼんやりとした月、「有明の月」は夜明けに残る月を表すため、同じ月の描写でも伝わる時間帯や雰囲気が異なります。
【意味を正しく理解】月のつく言葉で間違えやすいポイント
月を含む言葉を調べるときに注意したいのは、漢字の文字数、読み方、言葉の分類、そして現代での意味です。ここを整理しておくと、宿題や文章を書く際の誤用を防げます。
「月」が入っていても、月そのものを指すとは限らない「月曜日」「月謝」「月給」は、月の満ち欠けや月明かりとは直接関係しない言葉です。「五月雨」「水無月」「神無月」も、暦や季節に関係する由来を持ちます。
そのため、「月のつく言葉」を集める際には、月という漢字を含む言葉を探すのか、夜空の月に関係する言葉だけを探すのか、目的を決めておくと整理しやすくなります。
月の読み方は「つき・げつ・がつ」だけではない「月」は、言葉によって読み方が変わります。
- つき:月見、月夜、月影。
- げつ:月光、月下、月曜日、歳月。
- がつ:一月、三月、五月、十二月。
- 特殊な読み方:三日月(みかづき)、望月(もちづき)、水無月(みなづき)、神無月(かんなづき)など。
「月」の字だけから読みを推測すると、間違えることがあります。特に「三日月」「水無月」「神無月」などは、熟語全体で読み方を覚えるのがおすすめです。
四字熟語と四文字の言葉は同じではない「月見団子」や「月刊雑誌」のように、漢字が4文字ある言葉でも、それだけで四字熟語になるわけではありません。四字熟語は一般に、4つの漢字がまとまりのある意味を持つ表現を指します。
たとえば「花鳥風月」は自然の美しさや風雅な趣を表し、「日進月歩」は急速な進歩を表します。一方、「月見団子」は食べ物の名称です。文字数だけでなく、言葉としての意味や用法まで確認すると、より正確に分類できます。
ことわざは意味を理解してから使う「月とすっぽん」は二つのものに大きな差があることを表しますが、人の能力や容姿を比較すると、相手を傷つける言い方になる場合があります。「月夜に提灯」も、何かを不要だと指摘する文脈で使われるため、相手や状況への配慮が必要です。
一方、「月に叢雲、花に風」は、楽しみにしていた予定が崩れた場面や、よいことにも障害が起こるという話題で使えます。言葉の意味だけでなく、相手にどのような印象を与えるかまで考えることが、自然な使い方につながります。
【月のつく言葉】よくある質問(FAQ)
Q1:月のつく二字熟語には何がありますか?
A1:月光(げっこう)、月見(つきみ)、月夜(つきよ)、月食(げっしょく)、月給(げっきゅう)、月謝(げっしゃ)、月末(げつまつ)、月影(つきかげ)、歳月(さいげつ)などがあります。月そのものに関係する言葉と、時間や生活に関係する言葉に分けて覚えると便利です。
Q2:月のつく四字熟語で、よく使われるものは何ですか?
A2:代表例は、花鳥風月(かちょうふうげつ)、鏡花水月(きょうかすいげつ)、日進月歩(にっしんげっぽ)です。花鳥風月は自然の美しさ、鏡花水月はつかみどころのない美しさ、日進月歩は急速な進歩を表します。
Q3:月のつくことわざには何がありますか?
A3:月とすっぽん、月に叢雲、花に風、月夜に釜を抜かれる、月夜に提灯、月満つれば則ち虧く、月日に関守なしなどがあります。比較、障害、油断、時間の経過など、さまざまな教訓を表しています。
Q4:月から始まる言葉を教えてください。
A4:月光、月見、月夜、月食、月給、月謝、月刊、月末、月面、月桂樹、月見草、月下美人などがあります。しりとりや漢字学習では、読み方と意味も一緒に覚えると活用しやすくなります。
Q5:月で終わる言葉には何がありますか?
A5:新月、満月、半月、三日月、歳月、年月、風月、水月、正月、旧正月などがあります。期間を表す「一か月」も、月で終わる表現の一つです。
Q6:小学生の作文に使いやすい月のつく言葉は何ですか?
A6:月光、月見、月夜、三日月、満月、月日などがおすすめです。少し表現を豊かにしたい場合は、花鳥風月や日進月歩も使えます。ただし、四字熟語は意味を理解し、文章の内容に合う場面で使うことが大切です。
Q7:月を使った美しい言葉には何がありますか?
A7:朧月(おぼろづき)、有明の月(ありあけのつき)、月影(つきかげ)、十六夜の月(いざよいのつき)、月の船、水月(すいげつ)などがあります。俳句や短歌、詩、手紙などで、時間帯や景色の雰囲気を伝えるのに向いています。
月のつく言葉には、月光や三日月といった自然の景色を表す言葉から、月謝や歳月などの生活・時間に関係する言葉、花鳥風月や鏡花水月といった四字熟語、月とすっぽんや月に叢雲、花に風などのことわざまで、幅広い種類があります。
言葉を探す際には、まず二字熟語・三字熟語・四字熟語という文字数で整理し、次に読み方と意味を確認すると効率的です。小学生の宿題なら月光や月見、作文なら月影や歳月、自然の美しさを伝える文章なら花鳥風月や朧月など、目的に合った表現を選ぶと文章が自然になります。
また、「月」の字が含まれていても、必ずしも夜空の月を意味するわけではありません。月曜日や月謝のような暦・生活に関係する言葉と、月そのものを表す言葉を区別すると、日本語への理解がさらに深まります。
美しい響きだけでなく、意味や由来、使う場面まで意識して言葉を選ぶこと。それが、日常会話や作文、言葉遊びで「月のつく言葉」を上手に生かすためのポイントです。