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BTSのグラミー賞2022はなぜ受賞ならず?『Butter』の結果と2026年最新動向を解説

白瀬 あかり 白瀬 あかり • 更新: • 公開: • 読了約 20 分
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2022年のグラミー賞でBTSは受賞したのか。答えは、受賞していません。第64回グラミー賞では、世界的ヒット曲『Butter』が「最優秀ポップ・デュオ/グループ・パフォーマンス賞」にノミネートされたものの、受賞したのはDoja CatとSZAの『Kiss Me More』でした。授賞式当日には、レーザー光線を使ったスパイ映画風の演出を取り入れたパフォーマンスも披露し、大きな注目を集めました。

ただし、受賞を逃したことと、BTSの音楽的な評価が低かったことは同じではありません。2026年10月現在、グラミー賞の公式アーティスト記録では、BTSは通算5ノミネート、受賞0回です。さらに2026年7月には、2027年のグラミー賞に向けて作品を提出しない方針も明らかになりました。2022年当日の結果から歴代のノミネート、受賞できなかった理由の検証、そして2026年の最新動向まで、事実関係を整理します。

【結論】2022年のグラミー賞でBTSは受賞した?『Butter』の結果を解説

グラミー賞2022bts

2022年4月3日、米ラスベガスのMGMグランド・ガーデン・アリーナで第64回グラミー賞授賞式が開催されました。BTSは、2021年に世界的なヒットを記録した英語シングル『Butter』でノミネートされていましたが、最終的にトロフィーを獲得することはできませんでした。

対象となったのは、英語表記で「Best Pop Duo/Group Performance」と呼ばれる部門です。日本語では「最優秀ポップ・デュオ/グループ・パフォーマンス賞」と表記され、ポップスにおけるデュオ、グループ、コラボレーションの優れた演奏・歌唱を評価します。

同部門の受賞者は、Doja Cat featuring SZAの『Kiss Me More』です。BTSは、Justin Bieberとbenny blancoの『Lonely』、Coldplayの『Higher Power』、Tony BennettとLady Gagaの『I Get a Kick Out of You』などと競いました。

つまり、2022年の結果を整理すると、次の3点が重要です。

  • BTSは『Butter』で正式にノミネートされた。
  • 最優秀ポップ・デュオ/グループ・パフォーマンス賞は『Kiss Me More』が受賞した。
  • BTSは授賞式でパフォーマンスを披露したが、受賞者として名前を呼ばれることはなかった。

この結果は、グラミー賞公式サイトの第64回授賞式の受賞者・候補者記録でも確認できます。ノミネートと受賞を混同しないことが、当時の出来事を正しく理解する第一歩です。

【ノミネート部門】BTSの『Butter』とDoja Cat・SZAの『Kiss Me More』を比較

『Butter』はなぜグラミー賞にノミネートされたのか

『Butter』は、BTSが2021年にリリースした英語シングルです。軽快なダンスポップのサウンド、耳に残るメロディー、7人それぞれの魅力を生かした構成が特徴で、世界のポップ市場で存在感を示しました。

グラミー賞公式メディアは授賞式前の紹介記事でも『Butter』を取り上げ、楽曲の制作背景やヒットの広がりを紹介しています。2020年の『Dynamite』に続き、BTSの英語楽曲が米国の音楽業界で継続して評価対象となった点は、当時のキャリアを考えるうえで重要です。

一方、ノミネートは受賞を約束するものではありません。候補に選ばれることと、最終投票で同じ部門のほかの候補を上回ることは、別の段階です。

受賞した『Kiss Me More』との違い

『Kiss Me More』は、Doja Catの楽曲にSZAが参加したコラボレーション作品です。2022年のグラミー賞では、BTSの『Butter』と同じ最優秀ポップ・デュオ/グループ・パフォーマンス賞にノミネートされ、最終的に受賞しました。

両作品は、どちらもポップスとしての魅力とコラボレーションの要素を備えています。ただし、グラミー賞の公式記録は受賞作品を示しているものの、個々の審査員が両作品のどこを評価し、どのような理由で投票したかまでは公表していません。

したがって、「『Kiss Me More』が受賞した」という事実と、「『Butter』の音楽的価値が否定された」という解釈を結び付けるのは適切ではありません。賞の結果と楽曲の人気、パフォーマンスの評価は、それぞれ分けて考える必要があります。

【当日の経緯】第64回グラミー賞で披露したBTSのレーザー演出とは

授賞式は2022年4月3日に開催

第64回グラミー賞は、当初予定されていた1月末から日程が変更され、2022年4月3日にラスベガスで開催されました。BTSはノミネートアーティストとして会場に登場し、授賞式のステージで『Butter』を披露しました。

当日の演出で特徴的だったのは、楽曲のパフォーマンスにスパイ映画のようなストーリー性を加えたことです。サングラスを使った演出や、観客席に紛れ込むような登場、レーザー光線を避ける動きなどを組み合わせ、単に歌とダンスを披露するだけではないステージを作り上げました。

レーザーを避ける演出が注目された理由

音楽メディアのPitchforkによる当日の報道では、BTSが観客席に紛れ込むように登場したことや、オリヴィア・ロドリゴの耳の後ろからカードを取り出すように見せる演出、天井から降りてくる演出、レーザー光線をすり抜けるような振り付けが紹介されました。

この構成では、楽曲のリズムに合わせたダンスだけでなく、メンバーの動きやステージ上の仕掛けそのものが見どころになります。スパイ映画を思わせる統一されたテーマによって、パフォーマンス全体にストーリー性が生まれていました。

グラミー賞では、受賞結果とは別に、出演アーティストが世界中の視聴者に向けて自らの音楽とステージを示す機会があります。BTSの2022年の出演も、ノミネート作品をライブパフォーマンスとして提示した場面として記憶されています。

パフォーマンスの評価と受賞結果は別の話

当日のステージを振り返る際には、演出の完成度と賞の結果を分けて捉えることが重要です。レーザーを使った演出が話題になったことは、BTSが授賞式で存在感を示したことを意味します。しかし、それだけで受賞に値したかどうか、あるいは投票で何票を獲得したかを判断することはできません。

ステージの印象と最終的な受賞結果が一致しないことは、音楽賞では起こり得ます。BTSの2022年の出演についても、パフォーマンスを高く評価することと、受賞しなかった事実を受け止めることは両立します。

【歴代ノミネート一覧】BTSのグラミー賞受賞歴と関連アーティスト

BTSのグラミー賞での歩みを理解するには、2022年の『Butter』だけでなく、前後のノミネートも確認する必要があります。レコーディング・アカデミーの公式アーティストページでは、2021年から2023年までの候補作品が記録されています。

2026年10月現在、同ページに掲載されているBTSの実績は通算5ノミネート、受賞0回です。2023年にはBTS自身のミュージックビデオと、Coldplayとのコラボレーション楽曲が候補になったほか、Coldplayのアルバムもアルバム・オブ・ザ・イヤーにノミネートされています。

時期・対象 作品・関係者 結果・位置づけ
2021年・第63回 『Dynamite』 最優秀ポップ・デュオ/グループ・パフォーマンス賞にノミネート。受賞は逃した。
2022年・第64回 『Butter』 同部門にノミネート。Doja CatとSZAの『Kiss Me More』が受賞。
2023年・第65回 『My Universe』/Coldplay、BTS 最優秀ポップ・デュオ/グループ・パフォーマンス賞にノミネート。受賞はSam SmithとKim Petrasの『Unholy』。
2023年・第65回 『Yet To Come』/BTS 最優秀ミュージック・ビデオ賞にノミネート。
2023年・第65回 『Music of the Spheres』/Coldplay アルバム・オブ・ザ・イヤーにノミネート。BTSは『My Universe』での参加に関連する候補記録に掲載されている。
2026年10月現在 BTSのグラミー賞公式記録 通算5ノミネート、受賞0回。
2027年の賞に向けた動き BTSの作品提出方針 2026年7月、2027年のグラミー賞に向けて作品を提出しないと発表。

この年表から分かるのは、BTSのグラミー賞への挑戦が『Butter』の一度きりではなかったことです。『Dynamite』での初ノミネートに続き、『Butter』、さらに『My Universe』や『Yet To Come』でも候補に選ばれています。

なお、Coldplayの『Music of the Spheres』はBTS単独のアルバムではありません。アルバム・オブ・ザ・イヤーの候補として記録されていることと、BTS自身が同賞にソロ名義でノミネートされたことを混同しないよう注意が必要です。

【なぜ受賞できなかった?】BTSのグラミー賞2022を投票制度から検証

グラミー賞は人気投票ではない

BTSが受賞を逃した理由を考えるうえで、まず理解しておきたいのがグラミー賞の選考制度です。レコーディング・アカデミーの公式説明によると、候補作品の選定と受賞者の決定は、音楽制作に携わるアカデミー会員による投票を中心に進められます。

審査対象となる作品は、応募・審査区分の確認を経てノミネート選考に進みます。その後、最終投票によって各部門の受賞作品が決まります。投票者には、自身が専門性を持つ分野で投票することが求められています。

つまり、楽曲のストリーミング再生数、チャート順位、SNSでの話題性、ファンの支持が大きいからといって、そのまま受賞が決まるわけではありません。人気の規模と、特定の部門で最終的に選ばれるかどうかは別の指標です。

『Butter』が負けた本当の理由は公表されているのか

2022年の最終結果として確認できるのは、『Butter』がノミネートされ、同部門では『Kiss Me More』が受賞したという事実です。投票の詳細な内訳や、候補作品の順位、個々の投票者が選んだ理由は公開されていません。

そのため、「英語曲だったから受賞できなかった」「K-POPだから不利だった」「楽曲の完成度が低かった」「宣伝活動が足りなかった」など、特定の要因を受賞しなかった直接の理由として断定することはできません。

一方で、グラミー賞の選考は、ファンの支持や市場での成功だけでは説明できない結果を生む制度です。候補に選ばれた作品のなかから一つの受賞作品が決まる以上、ノミネートされたすべてのアーティストが受賞することはありません。

「受賞できなかった」と「評価されなかった」は違う

BTSは2021年の『Dynamite』で初めてグラミー賞にノミネートされ、その後も複数の作品で候補に選ばれました。これは、少なくとも該当作品がアカデミーの選考過程で候補として認められたことを示しています。

ただし、ノミネートされたことをもって、すべての審査員が作品を高く評価したと解釈するのも正確ではありません。ノミネートは候補入りの記録であり、受賞は最終投票の結果です。それぞれが示す意味を区別することが、グラミー賞の実績を公平に評価するための基準になります。

2022年のBTSについても、受賞を逃した事実は変わりません。しかし、その結果だけから、楽曲の質や世界的な音楽活動全体の価値まで否定することはできません。

【評判と2026年最新情報】BTSのグラミー賞は今後どうなる?

2022年の評判は受賞結果だけでは測れない

2022年のBTSの評価を振り返る際には、少なくとも「作品のノミネート」「授賞式でのパフォーマンス」「最終的な受賞結果」の3つを分ける必要があります。

『Butter』はグラミー賞の候補に選ばれ、当日のステージではスパイ映画を思わせる演出とダンスを組み合わせたパフォーマンスが披露されました。一方、賞のトロフィーは『Kiss Me More』に授与されています。この3つの事実は矛盾しません。

当時のメディア報道では、BTSのパフォーマンスにおけるレーザー演出やステージ上の仕掛けが紹介されました。ただし、報道で演出が取り上げられたことと、音楽評論家や一般視聴者の全員が同じ評価をしたことは別です。世論全体の評価を示す統一的な数値がない以上、「全員が絶賛した」「受賞しなかったため酷評された」といった極端な表現は、実態を正しく伝えません。

2026年現在のグラミー賞受賞記録は5ノミネート・0勝

2026年10月現在、レコーディング・アカデミーの公式アーティスト記録では、BTSのグラミー賞受賞数は0、ノミネート数は5です。2026年の授賞式でもBTSは受賞しておらず、グラミー賞のトロフィー獲得には至っていません。

一方、BTSは2026年3月にアルバム『ARIRANG』をリリースし、メンバー全員の兵役に伴う活動休止期間を経てグループとしての活動を再開しました。2026年は、BTSの音楽活動の再始動という点でも節目の年となっています。

2027年のグラミー賞に向けて作品を提出しないと発表

2026年7月29日、BTSのメンバー7人は、2027年のグラミー賞に向けて作品を審査対象として提出しない方針を明らかにしました。AP通信などの報道によると、メンバーは音楽が地域や言語によって分けられるのではなく、作品そのものとして聴かれ、愛されることを望む趣旨のメッセージを発表しています。

この発表の直前には、レコーディング・アカデミーが2027年の授賞式から「最優秀アジアン・ポップ・パフォーマンス賞」に相当する新部門を設ける方針を発表していました。同部門は、K-POPやJ-POP、C-POPなどを含むアジアのポップ音楽を対象とするものです。新部門の設置をめぐっては、アジアのアーティストを既存の主要部門から切り分けることになるのではないか、という批判も報じられました。

ただし、BTSの2027年に向けた不提出の判断を、2022年の受賞結果の直接的な理由として扱うことはできません。2022年の受賞結果と、2026年に発表された今後の応募方針は、時期も背景も異なる出来事です。

また、作品を提出しないという決定は、グラミー賞のトロフィーを獲得したことを意味するものでも、過去のノミネート記録を取り消すものでもありません。2026年10月時点での受賞記録は、引き続き5ノミネート・0勝です。

【BTSの2022年グラミー賞】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:2022年のグラミー賞でBTSは受賞しましたか?

A1:受賞していません。『Butter』が最優秀ポップ・デュオ/グループ・パフォーマンス賞にノミネートされましたが、受賞したのはDoja CatとSZAの『Kiss Me More』です。

Q2:BTSがノミネートされたのは何という部門ですか?

A2:「最優秀ポップ・デュオ/グループ・パフォーマンス賞」です。英語では「Best Pop Duo/Group Performance」と呼ばれ、ポップスのデュオやグループ、コラボレーションによる優れたパフォーマンスを評価する部門です。

Q3:BTSは2022年のグラミー賞でどんなパフォーマンスをしましたか?

A3:『Butter』を披露しました。スパイ映画を思わせる演出を取り入れ、観客席に紛れ込むような登場やレーザー光線を避ける振り付けなどを組み合わせたステージでした。

Q4:BTSがグラミー賞を受賞できなかった本当の理由は何ですか?

A4:最終投票の詳細な内訳や個々の投票理由は公表されていないため、直接的な原因は特定できません。グラミー賞は音楽制作に携わる会員の投票で受賞者を決める仕組みであり、楽曲の人気やチャート実績だけで結果が決まるわけではありません。

Q5:BTSのグラミー賞の歴代ノミネート数と受賞数は?

A5:2026年10月現在、公式アーティスト記録では通算5ノミネート、受賞0回です。『Dynamite』『Butter』『My Universe』『Yet To Come』などに関係するノミネートが記録されています。なお、『Music of the Spheres』のアルバム・オブ・ザ・イヤー候補はColdplayのアルバムとしての記録です。

Q6:BTSは2027年のグラミー賞にもノミネートされますか?

A6:2026年7月、BTSは2027年のグラミー賞に向けて作品を提出しないと発表しました。そのため、BTS自身が提出する作品については、2027年の審査対象にならない方針です。2026年10月時点で、今後の応募方針に変更があったという情報は確認されていません。

2022年のグラミー賞でBTSは『Butter』によって最優秀ポップ・デュオ/グループ・パフォーマンス賞にノミネートされましたが、受賞は逃しました。受賞者はDoja CatとSZAの『Kiss Me More』です。授賞式当日にはレーザー演出を取り入れた印象的なステージを披露し、ノミネート作品をライブパフォーマンスとして世界に示しました。

受賞できなかった理由について、公式に公表されているのは最終的な受賞作品と選考制度です。個々の投票理由や詳細な得票数は明らかにされていません。そのため、言語や国籍、楽曲の評価など特定の要因だけを原因として断定することはできません。

2026年10月現在、BTSのグラミー賞記録は5ノミネート・受賞0回です。グループは2026年に『ARIRANG』で活動を再開した一方、2027年のグラミー賞に向けて作品を提出しない方針を発表しました。今後の動向を追う際には、公式のノミネート記録、授賞式の結果、アーティスト自身の発表を区別して確認することが大切です。

グラミー賞で受賞したかどうかは、アーティストの実績を測る一つの指標です。しかし、ノミネートされた事実や世界に向けたパフォーマンス、作品が音楽市場に与えた影響までを、一つの受賞結果だけで判断することはできません。BTSの2022年の挑戦を振り返るときも、受賞の有無と音楽活動全体の評価を分けて捉えることが、最も正確な理解につながります。

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白瀬 あかり

美容と食の記事を7年担当。成分表示や商品の公式ページ、店舗の公式メニューを確認してから紹介しています。

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