2026年10月29日現在、東京ディズニーランドの「スペース・マウンテン」は、2024年7月31日に旧施設の営業を終了しており、現在は新施設への生まれ変わりを待つ段階です。2026年8月13日、運営会社のオリエンタルランドは、新アトラクションの正式名称を「スペース・マウンテン・アースライズ」と発表しました。開業は2027年を予定していますが、10月29日時点で具体的な開業日は発表されていません。
今回のリニューアルは、従来の施設を部分的に改修するだけの計画ではありません。建物からライドシステムまで一新し、宇宙への発進をイメージした新たなストーリー、光と音の特殊効果、東京ディズニーリゾートのコースターでは初となる車両搭載型オーディオシステムを導入する大規模プロジェクトです。公式発表とオリエンタルランドの投資計画をもとに、クローズの理由、再開時期、新旧の違い、建設費用、トゥモローランド再開発の全体像を整理します。
【現在の状況】スペース・マウンテンはいつから再開?2027年の開業予定を解説

スペース・マウンテンの再開を待っている人にとって、最も気になるのは開業日でしょう。オリエンタルランドの2026年8月13日付公式発表と東京ディズニーリゾートの特設サイトでは、新施設の開業時期を2027年と案内しています。
ただし、2027年の何月何日にオープンするのかは、2026年10月29日時点では公表されていません。「2027年春に開業する」と紹介される場合もありますが、公式発表で春の開業が明示されているのは、同じトゥモローランドに導入される「シュガー・ラッシュ:スウィートレスキュー」です。両施設の開業時期を混同しないことが大切です。
旧施設と新施設の営業状況旧スペース・マウンテンは、1983年4月15日の東京ディズニーランド開園と同時に誕生しました。暗闇の中を高速で走り抜ける屋内型ジェットコースターとして親しまれてきましたが、周辺環境を含めた再開発に伴い、2024年7月31日に営業を終了しました。
一方、新施設は、名称だけでなく建物やライドシステムも新しくなる計画です。従来と同じ屋内型ジェットコースターという基本形式を引き継ぎながら、宇宙をテーマにした新しいストーリーと演出を加えます。
東京ディズニーリゾートの公式特設サイトでは、2026年10月9日付で「スペース・マウンテン・アースライズ」に関するデコレーション情報も更新されています。開業に向けた世界観の案内が進んでいる一方、こうした情報更新は開業日の確定を意味するものではありません。
したがって、現時点で押さえておきたい情報は「旧施設は営業終了済み」「新施設は2027年開業予定」「具体的な開業日は未発表」の3点です。
【クローズ理由】なぜスペース・マウンテンは終了したのか?リニューアルの経緯
スペース・マウンテンのクローズは、単なる長期メンテナンスや期間限定の運休ではありません。オリエンタルランドが2022年4月27日に発表したのは、アトラクションを新しく建設し直し、周辺環境も一新する計画でした。
つまり、2024年7月31日の営業終了は、新しい施設への移行を前提としたものです。公式発表では、最新の性能や特殊効果を取り入れた新施設を建設すると説明されており、旧施設をそのまま残して運営を再開する計画ではありません。
クローズの背景にある3つのポイント1.建物そのものを新設する計画だった
今回の計画では、既存の建物を部分的に改装するのではなく、施設全体を新しく建設し直します。外観デザインも変わり、天体の動きや木々、花など、自然に見られる曲線を取り入れたデザインが発表されています。
2.ライドシステムまで刷新する
公式発表では、建物だけでなくライドシステムも完全に一新すると明記されています。長年親しまれたアトラクションの基本形式は残しながら、乗車体験そのものを進化させる計画です。ただし、最高速度やコースの具体的な形状、車両の定員などは、現時点で公表されていません。
3.周辺エリアを含めて再開発する
今回のプロジェクトの対象は、アトラクションだけではありません。周辺には「トゥモローランド・プラザ」という新しい広場が整備され、モニュメントや夜間の光と音の演出、フード店舗も計画されています。
このように、クローズの理由を理解するうえでは、老朽化という言葉だけで説明するよりも、施設と周辺空間を一体で再構築する大型開発として捉えるのが適切です。公式発表の中心にあるのは、安全上の事故を受けた営業停止ではなく、次世代のアトラクションへ移行するための再開発計画です。
【歴代・年表】1983年の開業からアースライズ誕生まで
東京ディズニーランドのスペース・マウンテンは、開園当初からトゥモローランドを象徴してきた施設です。約40年にわたる歴史を振り返ると、1983年の誕生、2007年の大規模リニューアル、2024年の営業終了、そして2027年に予定される新施設の開業という大きな転換点が見えてきます。
東京ディズニーリゾートの公式アンバサダーブログでは、開園当初に勤務していたキャストが、暗闇の中を走る体験や、当時の円錐形の建物、ロケットのような乗り物を振り返っています。長年の魅力を支えてきたのは、単にスピードを楽しむだけではなく、暗闇そのものを宇宙空間に見立てた演出でした。
スペース・マウンテンの主な歴史| 時期 | 出来事 | 意味・現在との関係 |
|---|---|---|
| 1983年4月15日 | 東京ディズニーランド開園と同時にオープン | 屋内型ジェットコースターとして長年親しまれる。 |
| 2007年4月28日 | 大規模リニューアルを実施 | ストーリーや内装、演出などを刷新し、宇宙旅行の体験を進化させた。 |
| 2022年4月27日 | 全面的な再開発計画を発表 | 建物を新設し、周辺環境も一新する方針を公表。 |
| 2023年5月16日 | 新施設と周辺広場の起工式を開催 | 2027年の開業に向けた建設プロジェクトが本格始動。 |
| 2024年7月31日 | 旧スペース・マウンテンが営業終了 | 新施設への移行に伴い、従来のアトラクションが幕を下ろす。 |
| 2026年8月13日 | 新施設の名称を発表 | 「スペース・マウンテン・アースライズ」として新しい体験の概要を公開。 |
| 2026年10月29日現在 | 2027年の開業に向けて準備が進む | 開業年は公表済み。具体的な開業日は未発表。 |
2007年のリニューアルでは、従来のアトラクションにストーリーが加わり、内装や演出などが刷新されました。暗闇の中を疾走する基本的な体験を維持しながら、宇宙旅行をより物語性のあるものへと発展させたのです。
これに対し、2027年に予定されるアースライズでは、建物とライドシステムを含む施設全体が一新されます。演出の追加だけでなく、乗り物と空間の設計を改める点が、今回のリニューアルの大きな違いです。
なお、「スペース・マウンテン・アースライズ」は、別のアトラクションへ名称を変更するだけの計画ではありません。従来のスペース・マウンテンが築いてきた屋内型ジェットコースターという形式を受け継ぎつつ、新たな物語と技術を組み合わせる再構築です。
【新旧比較】スペース・マウンテン・アースライズは何が変わる?
新旧スペース・マウンテンの比較で重要なのは、変わる部分と引き継がれる部分を分けて理解することです。オリエンタルランドの2026年8月13日付発表では、屋内型ジェットコースターという形式は維持しながら、建物、ライドシステム、ストーリー、特殊効果を刷新するとしています。
旧施設から引き継がれる要素最も大きな共通点は、屋内型ジェットコースターであることです。屋外の景色を見ながら走る一般的なコースターとは異なり、暗い空間の中で進行方向や周囲の状況が見えにくいことが、宇宙を疾走する感覚につながります。
この体験の核は、新施設でも引き継がれる予定です。公式発表が掲げるのも、従来の形式を保ちながら、さらにスリルと没入感を高めるという方向性です。
新施設で変わる主なポイント建物:従来の施設を改修するのではなく、新たに建設。外観には天体の動きや自然の曲線から着想を得たデザインが取り入れられます。
ライドシステム:従来のシステムをそのまま使うのではなく、全面的に一新します。ただし、具体的な走行方式や最高速度などの技術仕様は未発表です。
ストーリー:地球から勢いよく発進し、宇宙に飛び込むような体験から物語が始まります。単に暗闇を走るだけでなく、宇宙旅行の始まりを感じさせる構成です。
光と音:さまざまな宇宙現象を表現する特殊効果を導入。車両搭載型オーディオシステムも加わり、視覚と聴覚の両面から臨場感を高める計画です。
周辺空間:アトラクションの外側にも新しい広場が整備され、夜間の光と音の演出などを通じて、トゥモローランド全体の体験が変わります。
一方、最高速度、コースの全長、所要時間、座席配置、車両定員など、体験を具体的な数値で比較するための情報は、2026年10月29日時点では公表されていません。新施設の性能が大幅に向上するという方向性は示されていますが、旧施設より何キロ速くなるのかといった比較は、公式の技術情報が出るまで判断できません。
【ライドシステムと特殊効果】車両搭載型オーディオシステムで何が変わる?
アースライズの注目点は、ライドシステムの刷新と、乗車中の音響・光の演出を組み合わせることです。公式発表によると、ライドは地球から勢いよく発進し、宇宙へ飛び込むような体験から始まります。
車両搭載型オーディオシステムとは車両搭載型オーディオシステムとは、オーディオ機能を車両側に搭載する方式です。東京ディズニーリゾートのコースターでは初めて導入されると公式発表されています。
従来のスペース・マウンテンでは、暗闇の中で走行する体験そのものが大きな魅力でした。新施設では、車両に搭載されたオーディオシステムと宇宙現象を表現する光・音の特殊効果を組み合わせることで、走行中の臨場感をさらに高めることが期待されます。
ただし、車両搭載型という名称だけから、座席ごとに独立したスピーカーがある、音が特定の方向から聞こえる、車両の動きに完全同期して音が変化するといった細部まで断定することはできません。具体的な機器構成や音響演出の詳細は、今後の公式情報を待つ必要があります。
光と音による宇宙現象の表現新施設では、宇宙のさまざまな現象を表現する光や音の特殊効果が導入されます。暗闇を走るコースターに視覚・聴覚の演出が加わることで、ゲストが宇宙空間を旅しているように感じられる構成を目指しています。
注目したいのは、特殊効果が乗車中だけに限られないことです。周辺のトゥモローランド・プラザでも、夜間に光と音の演出を実施する計画が発表されています。アトラクション内部と周囲の広場を連動させ、宇宙と地球のつながりをテーマにしたエリアづくりを進める方針です。
「アースライズ」という名前に込められた意味アースライズとは、宇宙から地球を見たとき、月の縁から地球が昇ってくるように見える現象を指します。オリエンタルランドの発表では、地球の美しさや尊さを表現する、日本オリジナルのテーマとして説明されています。
この名称が示しているのは、宇宙を舞台にしたスリルだけではありません。広大な宇宙を旅することで、地球という存在の特別さを再発見するというコンセプトです。施設の外観にも天体の動きや木々、花など自然の曲線が取り入れられ、宇宙と自然を結び付けるデザインが採用されます。
なお、アースライズは正式名称として発表されたものです。一方、具体的なコース構成、特殊効果の種類や数、使用する音楽などについては、名称発表と同時にすべてが明らかになったわけではありません。
【建設費用と周辺再開発】約705億円の意味とトゥモローランドの変化
スペース・マウンテンのリニューアルをめぐっては、建設費用の数字にも注目が集まっています。オリエンタルランドは2023年5月の起工式に際し、スペース・マウンテンと周辺環境の一新に約560億円を投じる計画を公表しました。
その後、2026年のオリエンタルランドの経営計画では、同プロジェクトの投資額は約705億円と掲載されています。これはアトラクション単体の建設費ではなく、周辺環境の一新を含む投資額です。2026年10月時点で費用を確認する際には、過去に発表された約560億円という数字と、現行の経営計画に掲載されている約705億円を区別する必要があります。
なお、これらの公表額の違いについて、公式資料は個々の費用項目や増額の詳細な内訳までは示していません。そのため、建物、車両、音響設備などにそれぞれいくらかかるのかを推定して、確定情報として扱うことはできません。
スペース・マウンテンだけではない、トゥモローランド全体の再開発今回の開発は、スペース・マウンテンを新しくするだけの計画ではありません。2026年8月13日のオリエンタルランドの発表では、トゥモローランドの中心部に新たなアトラクションや商品店舗、フード店舗を導入し、総投資額約1,000億円をかけてエリアを刷新する方針が示されました。
その全体像を把握するうえで重要なのが、2027年に予定される各施設の役割です。
スペース・マウンテン・アースライズ:宇宙をテーマにした屋内型ジェットコースター。新しいライドシステムや光・音の演出を取り入れます。
トゥモローランド・プラザ:トゥモローランドの中心に位置する新しい広場。自然の要素や天体の光から着想を得たモニュメントを設置し、夜間には光と音の演出を行う計画です。
エレメント・エクスプレス:トゥモローランド・プラザに設けられる、スナックやドリンクを販売するフード店舗です。
シュガー・ラッシュ:スウィートレスキュー:ディズニー映画『シュガー・ラッシュ』をテーマにした新アトラクション。公式発表では、2027年4月15日の開業が案内されています。
同じトゥモローランドで複数の施設が変わるため、エリア全体の体験も大きく変化する見通しです。特に、アトラクションの外側にも滞在を楽しめる広場や飲食施設が整備される点は、単独のアトラクション更新とは異なる特徴です。
ただし、スペース・マウンテン・アースライズ自体の開業日は、シュガー・ラッシュ:スウィートレスキューの2027年4月15日とは別です。両者を同日に開業するものとして予定を立てないよう注意しましょう。
【ディズニーのスペース・マウンテンに関するよくある質問(FAQ)】
Q1:スペース・マウンテンは現在営業していますか?
A1:旧施設は2024年7月31日に営業を終了しています。新施設「スペース・マウンテン・アースライズ」は2027年開業予定です。
Q2:スペース・マウンテン・アースライズはいつから再開しますか?
A2:2027年の開業が予定されていますが、2026年10月29日時点では具体的な開業日は発表されていません。公式発表の更新を確認するのが確実です。
Q3:スペース・マウンテンがクローズした理由は何ですか?
A3:オリエンタルランドが進める全面的な再開発のためです。旧施設の営業終了は、建物とライドシステムを新設し、周辺環境も一新する計画に伴うものでした。
Q4:新旧スペース・マウンテンの最大の違いは何ですか?
A4:新施設では、建物とライドシステムが全面的に一新されます。屋内型ジェットコースターという形式を引き継ぎながら、新しいストーリー、光と音の特殊効果、車両搭載型オーディオシステムを導入する点が大きな違いです。
Q5:新施設の建設費用はいくらですか?
A5:2026年のオリエンタルランドの経営計画では、スペース・マウンテンと周辺環境の一新に約705億円が計上されています。これは周辺環境を含むプロジェクトの投資額であり、アトラクション単体の費用ではありません。
Q6:スペース・マウンテンの開業日は2027年4月15日ですか?
A6:その日付は「シュガー・ラッシュ:スウィートレスキュー」の開業日です。スペース・マウンテン・アースライズは2027年開業予定ですが、具体的な日付は未発表です。
Q7:新しいスペース・マウンテンの最高速度やコースの長さは分かっていますか?
A7:2026年10月29日時点では、最高速度、コースの全長、所要時間、車両定員などの具体的な数値は公表されていません。建物とライドシステムの全面刷新は発表されていますが、詳細な性能は今後の公式情報を待つ必要があります。
東京ディズニーランドのスペース・マウンテンは、1983年の開園から40年以上にわたり親しまれてきたアトラクションです。旧施設は2024年7月31日に営業を終了し、2026年8月には新施設の正式名称が「スペース・マウンテン・アースライズ」と発表されました。
2027年の開業に向けて計画されているのは、単なる外観の変更ではありません。建物とライドシステムを新しくし、地球から宇宙へ飛び出すストーリー、光と音の特殊効果、車両搭載型オーディオシステムを組み合わせた新しい宇宙旅行です。加えて、トゥモローランド・プラザを中心とした周辺環境の再開発も進められています。
今後の情報を確認するときは、「2027年開業予定」と「具体的な開業日が確定したこと」を区別することが大切です。また、投資額については、過去の約560億円という発表だけでなく、2026年の経営計画に掲載された約705億円という数字も把握しておくと、プロジェクトの全体像を理解しやすくなります。
暗闇を駆け抜けるという従来の魅力を残しながら、どのような宇宙旅行へと進化するのか。スペース・マウンテン・アースライズは、アトラクション単体の刷新だけでなく、トゥモローランドの未来を象徴するプロジェクトとして、2027年の開業が待たれています。