お笑いコンビ「とろサーモン」の久保田かずのぶは、2017年のM-1グランプリ優勝で頂点に立った一方、歯に衣着せぬ発言でも話題を集めてきた芸人だ。2026年は、約4年ぶりとなる個展「なぐりがき~猫狂~」の開催や、初の自叙伝『慟哭の冠』を通じた自身の半生の発信、コンビでの単独ライブなど、お笑い以外の表現活動にも注目が集まっている。
久保田は1979年9月29日生まれで、2026年10月現在47歳。相方の村田秀亮と歩んできた長い下積み時代、M-1優勝までの苦労、結婚・離婚の経緯、毒舌をめぐる騒動、そして現在の恋愛事情はどうなっているのか。吉本興業、M-1グランプリ公式サイト、出版社の発表、報道各社の記事をもとに、2026年の最新動向と人物像を整理する。
【2026年最新】とろサーモン久保田の現在は?個展から単独ライブまで

2026年の久保田かずのぶは、漫才師としての活動を続けながら、画家としての表現にも力を入れている。特に大きな話題となったのが、9月22日から30日まで東京・西武渋谷店で開催された個展「久保田和靖個展『なぐりがき~猫狂~』」だ。
吉本興業が2026年8月31日に発表した開催情報によると、今回の個展は2022年の初個展「なぐりがき」から約4年ぶりの開催。愛猫家として知られる久保田が猫をテーマに作品を制作し、原画の展示・販売に加え、複製画やオリジナルグッズの販売も行った。
2022年の初個展では、1円から100万円までの全57作品が完売したと吉本興業は発表している。芸人の知名度だけでなく、作品そのものを購入する人がいたことは、久保田の活動領域が舞台やテレビの外にも広がっていることを示す。
2026年の個展では、最高価格6660万円の作品も注目を集めた。日刊スポーツなどの報道によると、作品は「芸能界が終わる地獄絵図」を描いたものとして紹介され、全容は購入者だけが分かるという趣向が話題になった。ただし、提示された価格と実際の売却成立は別の話であり、6660万円で売れたと断定できる情報ではない。
また、会期中には、久保田と南海キャンディーズのしずちゃん、野性爆弾のくっきー!が描いた合作作品に子どもの落書きが見つかったと、久保田本人がXで報告したことも報道された。作品への怒りを示しつつ、子どもに対して枠にとらわれず大胆に描いてほしいという趣旨の言葉を添えた点も印象的だった。
11月28日には単独ライブ「LIVE IS LIFE」を開催予定個展の終了後も、コンビとしての活動は続く。吉本興業が2026年10月23日に発表した情報によると、とろサーモンの単独ライブ「LIVE IS LIFE」が11月28日に東京・ルミネtheよしもとで開催される予定だ。
開場は19時、開演は19時30分。ライブ用に制作した新作漫才やコントを披露する計画で、後日オンライン配信も予定されている。告知では、村田の舞台出演や久保田の個展など、2026年にそれぞれが磨いてきた個性をコンビの舞台へ持ち寄ることも紹介された。
つまり、2026年の久保田は漫才を離れて画業に専念しているわけではない。個人としての創作活動を広げながら、コンビの公演にも継続して取り組んでいる。
【プロフィール】久保田かずのぶの年齢・出身地・所属事務所
久保田かずのぶは、宮崎県宮崎市出身のお笑い芸人。吉本興業の公式プロフィールでは、1979年9月29日生まれ、身長175センチ、大阪NSC22期生と紹介されている。2026年10月29日時点で47歳だ。
芸名として広く知られているのは「久保田かずのぶ」だが、個展では「久保田和靖」という名前を使用している。漫才師としての活動と、絵画を発表する際の活動名を使い分けている点も特徴だ。
相方の村田秀亮は1979年12月3日生まれで、宮崎県宮崎市出身。久保田とは高校時代の同級生で、村田は大阪NSC21期生、久保田は22期生として、それぞれ芸人の道を歩み始めた。
コンビ名の「とろサーモン」は、2002年7月に結成された。所属は吉本興業で、M-1グランプリ公式サイトでもプロとして登録されている。久保田の強烈な言葉選びや独特の発想と、村田の落ち着いたツッコミや進行力が、コンビの漫才を支えてきた。
【経歴・年表】下積みからM-1グランプリ2017優勝まで
とろサーモンの芸人人生を語るうえで欠かせないのが、結成からM-1優勝までの長い道のりだ。2002年にコンビを結成してから2017年に頂点へ到達するまで、15年近い時間がかかっている。
結成後、二人は大阪を中心に活動し、若手の賞レースで実績を残した。2006年には第27回ABCお笑い新人グランプリで最優秀新人賞、2008年には第38回NHK上方漫才コンテストで最優秀賞を受賞している。
しかし、賞を獲得したからといって、すぐに全国的な人気や安定した仕事につながったわけではなかった。KADOKAWAが2025年に刊行した久保田の自叙伝『慟哭の冠』の紹介文によれば、東京進出後もM-1の準決勝で9回敗退するなど、苦しい時期が続いたという。
転機となったのは2017年12月3日のM-1グランプリ決勝だ。M-1グランプリ公式サイトによると、この年のエントリー数は4094組。とろサーモンは決勝のファーストラウンドを645点で通過し、最終決戦で優勝をつかんだ。
ここで押さえておきたいのは、645点がファーストラウンドの最高得点だったわけではないという点だ。和牛は653点、ミキは650点を獲得していた。上位3組による最終決戦で勝利したことが、とろサーモンの優勝につながった。
とろサーモンの主な経歴一覧| 時期 | 出来事 | 意味・実績 |
|---|---|---|
| 2002年7月 | とろサーモン結成 | 宮崎出身の同級生コンビとして活動を開始 |
| 2006年 | 第27回ABCお笑い新人グランプリ最優秀新人賞 | 若手芸人として実績を残す |
| 2008年 | 第38回NHK上方漫才コンテスト最優秀賞 | 漫才の実力を評価される |
| 2017年12月3日 | M-1グランプリ優勝 | 最終決戦を制し、全国的な知名度を獲得 |
| 2018年12月 | M-1終了後の発言をめぐる騒動 | 毒舌と公の場での発言責任が注目される |
| 2022年 | 初個展「なぐりがき」を開催 | 絵画の展示・販売を本格化 |
| 2025年3月21日 | 自叙伝『慟哭の冠』発売 | 下積みから優勝までの半生を発信 |
| 2026年9月 | 個展「なぐりがき~猫狂~」開催 | 猫をテーマにした作品を展示・販売 |
| 2026年11月28日(予定) | 単独ライブ「LIVE IS LIFE」 | 新作漫才・コントを披露する予定 |
この年表から見えてくるのは、M-1優勝が突然訪れた幸運ではなかったということだ。若手時代の受賞歴がありながら、仕事が思うように増えず、何度も大舞台への挑戦を続けた末に手にした結果だった。
また、2017年の優勝後も、芸人としての評価が常に順風満帆だったわけではない。翌2018年には発言をめぐる騒動が起きた。その後は漫才、著書、絵画と複数の表現手段を持ちながら活動している。久保田の経歴は、成功した瞬間だけでなく、その前後の変化まで含めて見る必要がある。
【自叙伝・個展】『慟哭の冠』と「なぐりがき~猫狂~」に表れた久保田の本質
久保田の人物像をより深く知る手がかりとなるのが、2025年3月21日に発売された初の自叙伝『慟哭の冠』だ。出版社のKADOKAWAが発表した紹介文では、高校の同級生だった村田秀亮とのコンビ結成、賞レースでの受賞、仕事が増えなかった時期、東京進出後の苦戦、そしてM-1優勝までが取り上げられている。
同書の紹介では、苦しい時期に妻が家を出ていき、生活がどん底に陥ったことも触れられている。芸人としての成功だけでなく、私生活を含めた苦難を振り返る内容であり、久保田の強烈なキャラクターがどのような経験を背景に形成されてきたのかを知る材料になる。
もちろん、自叙伝は本人の視点から過去を振り返る著作だ。客観的な経歴を確認するには公式記録や報道も併せて見る必要があるが、本人がどのように下積みや成功を受け止めているのかを知るうえでは重要な資料といえる。
絵画活動は芸人の知名度だけで説明できるのか2022年の初個展では全57作品が完売し、2026年には猫をテーマにした個展を開催した。こうした継続的な発表からは、絵画が一時的な話題づくりにとどまらず、久保田の表現活動の一つとして定着しつつある様子がうかがえる。
2026年の個展では、猫という身近なモチーフと、6660万円という強烈な価格設定の作品が並んだ。作品の内容をすべて明かさず、見る側の好奇心を刺激する見せ方は、言葉で観客の意表を突いてきた久保田の芸風とも重なる。
一方、作品の価格や話題性だけで芸術的価値を判断することはできない。制作物そのもの、展示方法、購入者の評価など、複数の観点から見る必要がある。芸人として培った発信力と、画家としての作品評価は、関連しながらも別々に捉えるべきものだ。
【結婚・離婚・彼女】久保田かずのぶの恋愛事情はどうなっている?
久保田の私生活で関心を集めてきたテーマの一つが、結婚と離婚だ。2018年に放送された日本テレビ系「行列のできる法律相談所」を紹介したRBB TODAYの記事では、久保田は高校時代の同級生と2005年に結婚し、2012年に離婚したと伝えられている。
この報道では、元妻は仕事が安定しない時期の久保田を支えていたものの、夫婦関係は破綻に至ったと紹介された。2017年のM-1優勝時には元妻も喜んでいたとされる一方、番組内で久保田との再会を断ったことも報じられている。
また、KADOKAWAの『慟哭の冠』の紹介文にも、下積み時代に妻が家を出ていったというエピソードが記されている。芸人としての成功までに、仕事だけでなく家庭生活でも苦しい局面があったことがうかがえる。
2026年現在、彼女はいるのか2026年10月時点で、久保田の現在の交際相手について、本人が交際を公表したという確かな情報は見当たらない。したがって、特定の女性との交際や再婚を確定事項として扱うことはできない。
過去の結婚・離婚について報道が存在することと、現在の恋愛状況が公表されていることは別の問題だ。テレビ番組での発言や過去のエピソードが繰り返し取り上げられると、古い情報が現在の状況であるかのように受け取られることもある。
久保田の恋愛事情を調べる際は、本人による近年の発表なのか、過去の番組を紹介した記事なのかを区別することが大切だ。現在の彼女の有無や再婚の予定については、本人や所属事務所から新たな公表がない限り、断定できる材料はない。
【毒舌の評判と村田秀亮との関係】久保田はなぜ賛否を集めるのか
久保田の芸風を特徴づけるのが、遠慮のない言葉選びや、相手の意表を突く毒舌だ。漫才の中では強烈な個性や笑いにつながる一方、発言する場面や相手によっては批判を招くこともある。その象徴となったのが、2018年12月のM-1グランプリ終了後に起きた騒動だった。
当時、久保田はスーパーマラドーナの武智とともに、M-1の審査員を務めた上沼恵美子への批判的な発言をライブ配信で行った。日刊スポーツやスポニチなどの報道によると、久保田は12月4日にSNSで謝罪し、自身の発言について反省の意を示した。
この出来事は、毒舌そのものの是非だけでなく、審査員への批判をどのような場所で、どのような言葉で発信したのかという問題も含んでいた。漫才の舞台で笑いとして成立する表現と、配信を通じて広く拡散する個人の発言とでは、受け止められ方が異なる。
久保田の評判が賛否に分かれやすいのは、言葉の鋭さが魅力になる場面と、反発を生む場面の距離が近いためだろう。毒舌を個性として評価する声がある一方、発言の内容や相手への配慮を重視する立場からは厳しい評価も生まれる。
相方・村田秀亮との関係は?村田は久保田と高校時代からつながりがあり、2002年のコンビ結成以来、長い時間をともにしてきた相方だ。久保田が前面に出て強い言葉や独特の発想で笑いを生み出す一方、村田はツッコミやナレーションなどでも持ち味を発揮している。
2018年の騒動後には、舞台で村田が謝罪の言葉を述べ、久保田の発言をめぐる空気を受け止める場面も報じられた。コンビとして活動する以上、一人の発言が相方やグループ全体に影響を及ぼすこともある。
ただし、過去の騒動だけで二人の関係を判断するのは早計だ。2026年には、久保田が個展を開催する一方、コンビとして「LIVE IS LIFE」の開催も発表されている。個々の活動を続けながら、二人で新作漫才やコントを披露する予定があることは、現在もコンビ活動が継続している事実を示している。
【プロの結論】久保田かずのぶの人物像を理解する3つの視点
久保田のキャリアを読み解くうえで重要なのは、M-1優勝という一つの肩書だけで人物像を固定しないことだ。芸人としての実績、発言による評価、個人の創作活動という三つの側面を分けて見ると、現在の立ち位置が理解しやすくなる。
1.M-1優勝は長い下積みの到達点2002年のコンビ結成から2017年の優勝まで、15年近くにわたって活動を続けた。若手賞レースで結果を残しても仕事が増えない時期があり、M-1でも準決勝敗退を重ねた。こうした経緯は、成功が単純な一発逆転ではなく、継続的な挑戦の先にあったことを示している。
2.毒舌の評価は発言の場面と内容で変わる久保田の毒舌は芸風の一部だが、どの発言も同じように受け入れられるわけではない。2018年の騒動は、表現の自由や批判の是非だけでなく、発信方法と責任が注目された事例でもある。芸人としての魅力を評価する際には、舞台上の表現と、舞台外での言動を分けて考える必要がある。
3.2026年は個人の表現とコンビ活動が並行している自叙伝『慟哭の冠』、個展「なぐりがき~猫狂~」、単独ライブ「LIVE IS LIFE」は、それぞれ異なる活動だ。文章、絵画、漫才という複数の方法で表現を続けている点は、2026年の久保田を理解するうえで見逃せない。個展の話題性だけでも、過去の炎上だけでもなく、現在進行形の仕事を含めて人物像を捉えることが大切だ。
とろサーモン久保田に関するよくある質問(FAQ)
Q1:とろサーモン久保田は2026年現在何歳ですか?
A1:1979年9月29日生まれで、2026年10月現在47歳です。出身地は宮崎県宮崎市で、吉本興業に所属しています。
Q2:とろサーモン久保田はM-1グランプリでいつ優勝しましたか?
A2:2017年12月3日に開催されたM-1グランプリで優勝しました。2002年のコンビ結成から長い下積みを経て、初めて決勝に進出した2017年に頂点へ到達しました。
Q3:久保田かずのぶは結婚していましたか?
A3:過去の結婚歴があります。2018年の番組を紹介した報道では、2005年に結婚し、2012年に離婚したと伝えられています。
Q4:久保田に現在彼女はいますか?
A4:2026年10月時点で、本人が現在の交際相手を公表したという確かな情報は見当たりません。交際や再婚について、未公表の事柄を断定することはできません。
Q5:久保田の自叙伝『慟哭の冠』はいつ発売されましたか?
A5:KADOKAWAから2025年3月21日に発売されました。とろサーモンの結成、下積み時代、M-1グランプリ優勝までの歩みなどが紹介されています。
Q6:久保田の個展「なぐりがき~猫狂~」はいつ開催されましたか?
A6:2026年9月22日から30日まで、東京・西武渋谷店A館1階プロモーションスペースで開催されました。猫をテーマにした作品を展示・販売する、約4年ぶりの個展でした。
Q7:とろサーモンの次の単独ライブはいつですか?
A7:吉本興業の2026年10月23日付の告知によると、「LIVE IS LIFE」は11月28日にルミネtheよしもとで開催予定です。新作漫才やコントを披露する予定で、後日オンライン配信も計画されています。
とろサーモン久保田かずのぶは、2017年のM-1グランプリ優勝で知られる一方、長い下積みや発言をめぐる騒動、そして画家としての活動など、さまざまな側面を持つ芸人だ。
2026年は、9月の個展「なぐりがき~猫狂~」を終え、11月28日に予定される単独ライブ「LIVE IS LIFE」へと活動が続いている。2025年に発売された自叙伝『慟哭の冠』も、優勝までの苦労や本人の人生観を知る手がかりになる。
結婚・離婚については過去の報道があるものの、現在の交際相手に関する確かな公表情報は見当たらない。噂や過去のエピソードだけで現在の私生活を決めつけず、本人の発信や公式発表、報道された事実を区別して受け止めたい。
芸人としての実績、言葉の鋭さ、絵画や著書による表現。そのすべてを含めて見ると、久保田の現在は、M-1優勝という過去の栄光だけにとどまらない。漫才師としての活動を軸に、個人の表現領域をどこまで広げていくのか。今後の舞台や創作活動にも注目したい。