石井一馬(いしい・かづま)は、最高位戦日本プロ麻雀協会に所属するプロ雀士で、王位戦、麻雀マスターズ、飯田正人杯最高位戦Classicなどのタイトルを獲得してきた実力者だ。1986年2月21日生まれ、東京都出身。2024年度の第49期最高位決定戦を制し、2025-26シーズンからはMリーグの新規参入チーム「EARTH JETS(アースジェッツ)」で戦っている。
2026年は、最高位戦のタイトル戦「蒼翼戦」で第1期に続いて第2期も優勝。競技麻雀で積み重ねてきた実績に加え、Mリーグでの戦いぶりや、著書『麻雀偏差値70へのメソッド』で紹介する戦術にも注目が集まる。一方、2026-27シーズンの個人成績は序盤に苦戦しており、過去のタイトル実績と現在のリーグ戦の成績を分けて見る必要がある。
【プロフィール】石井一馬はどんな麻雀プロ?年齢・出身地・現在の活動

石井一馬は、若い頃からネット麻雀で実力を磨き、競技麻雀のタイトル戦でも結果を残してきたプロ雀士だ。20代で主要タイトルを獲得し、30代で最高位に到達。40歳を迎えた2026年は、タイトル戦とMリーグの両方で存在感を示している。
石井一馬の基本プロフィール- 名前:石井一馬(いしい・かづま)
- 生年月日:1986年2月21日
- 年齢:40歳(2026年10月時点)
- 出身地:東京都
- 所属団体:最高位戦日本プロ麻雀協会
- プロ入り:2006年、第31期後期
- Mリーグ所属:EARTH JETS
- 主な実績:第49期最高位、第41期王位、第21期麻雀マスターズ、飯田正人杯最高位戦Classic第10期・第18期、第1期・第2期蒼翼位
生年月日や出身地、タイトル歴は、EARTH JETSおよびMリーグの公式選手紹介で確認できる。プロ入りから20年を迎える2026年も、最高位戦の競技者として活動を続けながら、Mリーガーとして全国の麻雀ファンにプレーを見せている。
麻雀との出会いは中学時代。ネット麻雀で技術を磨く最高位戦日本プロ麻雀協会の公式インタビュー「FACES」では、石井が中学時代に麻雀と出会い、高校時代にはインターネット麻雀「東風荘」に打ち込んだ経緯が紹介されている。
ネット麻雀では、単に対局を重ねるだけでなく、強豪プレーヤーの打ち方を観察し、自分の選択と比較することで技術を磨いた。特に、良い待ちを追求するあまりテンパイが遅れることに気づき、より早くテンパイを目指す考え方を取り入れた経験は、その後の打ち筋を理解するうえで興味深い。
大学入学後は麻雀店で働き、実戦経験を積みながらプロ入りを決意。19歳で最高位戦日本プロ麻雀協会のプロテストを受け、競技麻雀の世界へ進んだ。ネット麻雀で培った研究姿勢と、実際の対局で得た経験の両方が、プロとしての基礎になっている。
【経歴・年表】19歳でプロ入り、第49期最高位までの歩み
石井一馬の経歴を振り返ると、早い段階で頭角を現しただけでなく、長年にわたって複数のタイトル戦で実績を積み重ねてきたことが分かる。特に2012年の麻雀マスターズ優勝、2015年の王位戦と最高位戦Classic優勝、そして2024年度の最高位獲得は、大きな転換点だ。
| 時期 | 出来事・実績 | 意味・注目点 |
|---|---|---|
| 1986年 | 東京都で生まれる | 2026年に40歳を迎える |
| 2006年 | 最高位戦日本プロ麻雀協会に入会 | 19歳でプロの道へ進む |
| 2012年 | 第21期麻雀マスターズ優勝 | 主要タイトルを獲得 |
| 2015年 | 第41期王位、第10期飯田正人杯最高位戦Classic優勝 | 異なるタイトル戦で実力を証明 |
| 2024年度 | 第49期最高位、第18期最高位戦Classic優勝 | 最高位戦を代表するタイトルホルダーとなる |
| 2025年2月 | 第1期蒼翼位を獲得 | 最高位、Classicと合わせて年度の三冠を達成 |
| 2025年6月 | EARTH JETSからMリーグドラフト1巡目指名 | 2025-26シーズンからMリーグに参戦 |
| 2026年2月 | 第2期蒼翼位を獲得 | 蒼翼戦を連覇 |
| 2026年10月 | Mリーグ2026-27シーズンに出場中 | レギュラーシーズンの成績を積み重ねている |
最高位戦日本プロ麻雀協会の公式記録によると、第49期最高位決定戦で石井は合計234.8ポイントを獲得し、2位の坂井秀隆を大きく引き離して優勝した。決定戦は全5節で行われ、最終節は2025年1月1日に実施されている。
この優勝は、単発の大会で結果を出したというだけではない。長く競技麻雀に取り組み、王位や麻雀マスターズといったタイトルを獲得してきた選手が、最高位戦の最高峰タイトルにも到達したことを意味する。
また、Mリーグ参戦によって、石井の対局は競技麻雀ファンだけでなく、チームを応援する視聴者にも広く届くようになった。タイトル戦での実績を持つベテランが、チーム戦という異なる環境でどのような成績を残すかも、現在の見どころの一つだ。
【獲得タイトル一覧】王位戦・麻雀マスターズ・Classic・蒼翼戦の実績
石井一馬の強さを語るうえで欠かせないのが、獲得タイトルの幅広さだ。最高位戦のタイトルだけでなく、王位戦や麻雀マスターズでも優勝しており、異なる競技の舞台で結果を残している。
第21期麻雀マスターズ:2012年に主要タイトルを獲得石井は2012年、第21期麻雀マスターズで優勝した。プロ入りから6年で大きなタイトルを手にしたことは、その後の活躍につながる実績となった。
麻雀マスターズは、麻雀プロの実力を競う主要タイトル戦の一つ。若い時期にこの大会を制したことは、石井が早くから競技麻雀の世界で力を発揮していたことを示している。
第41期王位戦:2015年に王位を獲得2015年には第41期王位戦で優勝。麻雀マスターズに続いて王位も獲得し、主要タイトルを複数手にする選手へと成長した。
王位戦の優勝は、最高位戦のリーグ戦とは異なるタイトル戦でも勝ち切れることを示す実績だ。特定の大会だけに強い選手ではなく、複数の舞台で優勝を重ねてきた点が石井の経歴の特徴といえる。
飯田正人杯最高位戦Classic:第10期・第18期で優勝石井は飯田正人杯最高位戦Classicでも、2015年の第10期と2024年の第18期に優勝している。
最高位戦Classicは、最高位戦日本プロ麻雀協会の設立初期から第22期まで採用されていた旧最高位戦ルールを用いる大会だ。通常のリーグ戦とは異なるルール環境への対応が求められるため、現代の麻雀で培った技術だけでなく、ルールに合わせた判断力も問われる。
同大会の公式歴代優勝者一覧にも石井の名前が2度記録されている。第49期最高位を獲得した2024年度にもClassicを制しており、同時期に複数のタイトルを手にしたことが、石井の実績をより際立たせている。
第49期最高位:キャリアを代表するタイトル2024年度の第49期最高位決定戦では、石井が合計234.8ポイントで優勝した。最高位は、最高位戦日本プロ麻雀協会のリーグ戦を勝ち上がった選手が争う、同団体を代表するタイトルだ。
王位や麻雀マスターズを獲得していた石井にとって、最高位の戴冠は長年の競技活動を象徴する成果となった。過去の実績だけでなく、長期戦で安定してポイントを積み重ねる力が問われる大会を制した点にも意味がある。
蒼翼戦:第1期・第2期を連覇蒼翼戦は、最高位戦のタイトルホルダーや各リーグの優勝者、A1リーグ所属選手、Mリーガーなどが参加するタイトル戦だ。出場資格が限られた大会であり、参加するだけでも一定の実績が求められる。
最高位戦日本プロ麻雀協会の公式発表によると、石井は2025年2月12日の第1期蒼翼戦決勝で優勝。さらに2026年2月25日の第2期決勝も制し、連覇を達成した。
第1期の決勝では、6回戦の合計108.3ポイントで優勝。第2期は合計77.1ポイントで頂点に立った。異なる展開の決勝を2年連続で勝ち切ったことは、短期決戦における対応力を示す実績として注目できる。
これらのタイトル歴から、石井は「第49期最高位を獲得した選手」というだけでは捉えきれない存在だと分かる。主要タイトルの獲得に加え、Classicと蒼翼戦でも結果を残していることが、幅広い競技実績につながっている。
【Mリーグ2026-27成績】EARTH JETSでの現在地を確認
石井一馬は、2025年6月30日のMリーグドラフト会議で、新規参入チームEARTH JETSから1巡目指名を受けた。2025-26シーズンからMリーガーとして出場しており、2026-27シーズンも引き続き同チームに所属している。
EARTH JETSはアース製薬株式会社がオーナーを務めるチームだ。Mリーグ公式のチーム紹介では、変幻自在な攻めと守り、そして素早く鋭い麻雀を目指すチームとして紹介されている。石井のスピードを意識した打ち筋は、チームの掲げる方向性とも重なる部分がある。
2025-26シーズンは個人スコア+160.7ポイントMリーグ公式の2025-26シーズン成績によると、石井はレギュラーシーズン39試合に出場し、個人スコアは+160.7ポイントだった。平均打点は5,819点、4着回避率は0.7692。初年度からプラスの成績を残した点は、Mリーグという舞台への適応を考えるうえで重要だ。
ただし、ポイントがプラスだったことだけでシーズン全体の内容を判断するのは早い。Mリーグは着順によるポイント変動が大きく、同じような打ち方でも、対局の展開や押し引きの選択によって最終ポイントが変わる。試合数や平均着順、4着回避率なども合わせて見る必要がある。
Mリーグ2026-27の個人成績は?2026年10月29日時点でMリーグ公式の成績表に掲載されている石井のレギュラーシーズン成績は、次のとおりだ。
- 出場試合数:10試合
- 個人スコア:-134.9ポイント
- 平均着順:2.80
- 1着:2回
- 2着:2回
- 3着:2回
- 4着:4回
- トップ率:20%
- 連対率:40%
- 4着回避率:60%
- 最高スコア:35,600点
2025-26シーズンのプラス成績から一転し、2026-27シーズンは序盤にポイントを落としている。10試合の内訳では4着が4回となっており、着順の面で苦しい展開が続いていることが数字に表れている。
一方、10試合はレギュラーシーズン全体から見れば限られたサンプルだ。現時点のマイナスだけをもって、石井の実力が落ちたと判断するのは適切ではない。今後は、トップを取る回数を増やせるか、ラスを引く展開を減らせるか、そしてポイントを大きく回復する対局を作れるかが焦点になる。
タイトル戦で長期戦を勝ち切ってきた経験を、Mリーグのチーム戦にどう生かすのか。2026-27シーズンの石井を見る際は、現在のポイントとともに、対局内容や着順の変化にも注目したい。
【雀風・強さ・評判】石井一馬の麻雀は何が特徴なのか
石井の打ち筋を理解するうえで重要なのは、スピードを意識した手作りと、局面に応じて判断を変える姿勢だ。最高位戦日本プロ麻雀協会の公式インタビューでは、ネット麻雀で強豪の打ち方を研究した際、良い待ちにこだわりすぎるとテンパイが遅くなることに気づいた経験が語られている。
この経験は、石井の麻雀を考えるうえで象徴的だ。麻雀では、待ちの良さや打点だけでなく、テンパイまでの速度、相手との先後、放銃の危険性などを同時に考えなければならない。石井は早い段階から、こうした要素のバランスを意識してきた。
スピード重視の手作りと鳴きの判断石井の雀風は、積極的に仕掛けて手を進めるスピード重視のスタイルとして紹介されることがある。鳴きを活用してテンパイを急ぐことで、相手より先にアガリを狙える局面を増やす考え方だ。
ただし、仕掛けが多ければ必ず強いというわけではない。鳴けば手牌の情報が相手に伝わりやすくなり、打点が下がる場合もある。仕掛けるかどうかは、手牌の価値や局面、点数状況によって変わる。
石井の実績を見る際も、スピードだけを切り取るのではなく、テンパイの速さと打点、押し引きのバランスを合わせて考えることが重要だ。
『麻雀偏差値70へのメソッド』に表れる戦術思想石井の戦術を知る手がかりとなるのが、著書『麻雀偏差値70へのメソッド』だ。竹書房から2015年に刊行され、2025年11月にはMリーガーとなった石井の書き下ろしを含む改訂版が発売された。国立国会図書館の書誌情報でも、著者は石井一馬、改訂版の出版年は2025年と記録されている。
同書では、リーチ、鳴き、守備、メンタルの4つを軸に、麻雀の判断を整理している。目次には「迷ったらリーチ」「リャンカンは5待ちにとれ」「最初に鳴いた牌にヒントあり」などの戦術テーマが並ぶ。
本書の特徴は、特定の手役やテクニックだけでなく、対局中に何を基準に判断するかを扱っている点だ。リーチするか、鳴くか、守備に回るかといった選択は、麻雀のあらゆる局面で繰り返される。こうした基本判断の積み重ねが、長期的な成績に影響する。
もっとも、書籍にある戦術をどの局面でも機械的に適用すればよいわけではない。点数状況、相手の打ち方、残り局数によって最適な選択は変わる。戦術の原則を理解したうえで、局面ごとに使い分けることが大切だ。
タイトル実績とMリーグの成績は分けて評価する石井の強さを評価する際には、競技麻雀のタイトル歴とMリーグの個人成績を区別したい。第49期最高位や蒼翼戦連覇は、タイトル戦で結果を出してきた証拠だ。一方、Mリーグの成績は、限られた出場試合の中でどれだけポイントを獲得できたかを示す別の指標となる。
タイトルを獲得した経験があっても、毎シーズン必ずプラスになるとは限らない。反対に、短期間のマイナス成績だけで競技者としての評価が決まるわけでもない。石井の場合、過去の実績を基礎として認めたうえで、Mリーグでは現在の試合内容と数字を継続的に追う見方が妥当だ。
【結婚・家族】石井一馬の私生活はどこまで公表されている?
石井一馬の結婚や家族については、競技実績と比べると公開情報が限られている。最高位戦日本プロ麻雀協会の公式インタビュー「FACES」では、2014年に著書の打ち合わせをした際、当時の交際相手が同席していたエピソードが紹介されている。また、2021年のインタビューにも2人で訪れたと記されている。
このインタビューから、石井が交際相手と麻雀の話を共有し、著書の制作でも協力を得ていたことは読み取れる。一方、交際相手についての記述だけで、現在の婚姻状況や家族構成まで断定することはできない。
結婚時期、配偶者の氏名、子どもの有無などについては、MリーグやEARTH JETSの公式プロフィールで詳しい情報が公表されていない。プライベートの情報を調べる際は、過去の交際相手に関するインタビューと、現在の結婚・家族に関する公表情報を混同しないことが大切だ。
石井について確実に確認できるのは、麻雀プロとして長く活動を続け、最高位をはじめとするタイトルを獲得し、Mリーグでもプレーしているという経歴である。家族に関する情報は、本人や所属団体から新たな発表があった場合に確認するのが確実だ。
【石井一馬に関するよくある質問(FAQ)】
Q1:石井一馬は2026年現在、何歳ですか?
A1:1986年2月21日生まれで、2026年10月時点では40歳です。東京都出身で、2006年に最高位戦日本プロ麻雀協会へ入会しました。
Q2:石井一馬の代表的な獲得タイトルは何ですか?
A2:第49期最高位、第41期王位、第21期麻雀マスターズ、飯田正人杯最高位戦Classic第10期・第18期、第1期・第2期蒼翼位などです。最高位戦Classicと蒼翼戦では、それぞれ複数回の優勝を記録しています。
Q3:石井一馬のMリーグ2026-27シーズンの成績は?
A3:2026年10月29日時点で、10試合出場、個人スコア-134.9ポイント、平均着順2.80です。1着2回、2着2回、3着2回、4着4回となっています。シーズン序盤の数字であり、今後の成績によって順位や評価は変わります。
Q4:石井一馬の雀風はどのようなタイプですか?
A4:スピードを意識した手作りや、鳴きを活用した積極的な進行が特徴として挙げられます。一方で、麻雀は局面や点数状況によって最適な判断が変わるため、単純に攻撃型と決めつけず、押し引きも含めて対局内容を見ることが重要です。
Q5:『麻雀偏差値70へのメソッド』は石井一馬本人が書いた本ですか?
A5:はい。石井一馬が著者です。2015年に初版が刊行され、2025年11月には改訂版が発売されました。リーチ、鳴き、守備、メンタルを中心に、麻雀の判断や戦術を解説しています。
Q6:石井一馬は結婚していますか?
A6:最高位戦日本プロ麻雀協会の公式インタビューには、過去の交際相手に関する記述があります。ただし、現在の婚姻状況や子どもの有無については、公式プロフィールで詳しい情報が公表されていません。
石井一馬は、2006年のプロ入りから競技麻雀の経験を積み重ね、第21期麻雀マスターズ、第41期王位、第49期最高位などのタイトルを獲得してきたプロ雀士だ。飯田正人杯最高位戦Classicでは2度優勝し、蒼翼戦でも第1期・第2期を連覇。タイトル戦での実績は、長年にわたる競技活動の積み重ねを示している。
2025-26シーズンからはEARTH JETSの一員としてMリーグに参戦し、初年度は+160.7ポイントを記録した。一方、2026-27シーズンは10月時点で-134.9ポイントと苦戦している。過去のタイトル歴と現在の成績を分けて評価し、試合数が増える中でどのように立て直すかを追うことが、今シーズンの見どころになる。
石井の麻雀をより深く知りたいなら、最高位戦の公式タイトル記録、Mリーグの個人成績、そして『麻雀偏差値70へのメソッド』を組み合わせて見るとよい。タイトル戦で証明してきた勝負強さと、Mリーグの短期的な結果を照らし合わせることで、石井一馬という競技者の特徴がより立体的に見えてくる。