2026年3月7日(土)、東京・有明アリーナで開催された総合格闘技イベント「RIZIN.52」。メインイベントでは、秋元強真が元Bellator王者のパッチー・ミックスを相手に、2ラウンド37秒でTKO勝利を収め、大きな注目を集めた。ルイス・グスタボ対桜庭大世、高木凌対木村柊也、武田光司対ビクター・コレスニックなど、実力者同士の対戦も行われている。
RIZIN公式の試合結果一覧によると、大会は全12試合で構成され、KO・TKOや一本による決着に加え、判定までもつれ込んだ接戦もあった。ここでは、ライジン52の全試合結果を試合順に整理し、勝敗、決着時間、判定スコア、注目カードの内容、試合後インタビューまで詳しく振り返る。【RIZIN公式試合結果一覧】
【大会概要】RIZIN.52は2026年3月7日に有明アリーナで開催

RIZIN.52は、2026年3月7日に東京・有明アリーナで行われた大会だ。公式大会情報では、12時30分開場、14時開始と案内されていた。全12試合が組まれ、フェザー級やライト級の注目カードに加え、女子スーパーアトム級の対戦なども実施された。
大会の中心となったのは、秋元強真とパッチー・ミックスによるフェザー級の一戦だ。ミックスはBellatorで頂点に立った実績を持つ選手であり、秋元にとっては世界的な実力者との対決だった。結果は秋元の2R TKO勝利。試合前の注目度だけでなく、勝ち方そのものが大会を象徴する出来事となった。
なお、第9試合は当初、ビクター・コレスニック対相本宗輝として発表されていたが、相本の欠場に伴って武田光司が代役として出場する形に変更された。対戦相手の変更を経て行われたこの試合でも、武田が判定勝ちを収めている。【RIZIN公式大会情報・対戦カード変更発表】
【RIZIN.52全12試合結果】試合順・勝者・決着方法一覧
以下は、RIZIN公式の試合結果一覧に基づく全12試合の結果だ。試合順に沿って、勝者と決着ラウンド、時間、決着方法をまとめた。判定決着については、判定結果も併記している。
| 試合順 | 対戦カード | 勝者 | 決着方法・結果 |
|---|---|---|---|
| 第1試合 | NOEL vs. イ・ボミ | NOEL | 1R 2分07秒 一本(フロントチョーク) |
| 第2試合 | 新井丈 vs. イ・ジョンヒョン | イ・ジョンヒョン | 3R 3分44秒 TKO(スタンドパンチ) |
| 第3試合 | 征矢貴 vs. トニー・ララミー | トニー・ララミー | 3R 2分00秒 TKO(グラウンドパンチ) |
| 第4試合 | 佐藤将光 vs. ジョン・スウィーニー | 佐藤将光 | 1R 4分49秒 一本(三角絞め) |
| 第5試合 | キム・ギョンピョ vs. 矢地祐介 | キム・ギョンピョ | 2R 4分25秒 TKO(ドクターストップ・負傷) |
| 第6試合 | 所英男 vs. 鹿志村仁之介 | 鹿志村仁之介 | 1R 1分06秒 一本(アナコンダチョーク) |
| 第7試合 | 伊藤裕樹 vs. カルロス・モタ | 伊藤裕樹 | 1R 2分27秒 TKO(グラウンドパンチ) |
| 第8試合 | 大島沙緒里 vs. ケイト・ロータス | 大島沙緒里 | 3R終了 判定3-0(29-28×3) |
| 第9試合 | ビクター・コレスニック vs. 武田光司 | 武田光司 | 3R終了 判定0-3(武田が29-28×3で勝利) |
| 第10試合 | 高木凌 vs. 木村柊也 | 高木凌 | 1R終了時 TKO(ドクターストップ・負傷) |
| 第11試合 | ルイス・グスタボ vs. 桜庭大世 | ルイス・グスタボ | 2R 2分32秒 TKO(グラウンドパンチ) |
| 第12試合 | 秋元強真 vs. パッチー・ミックス | 秋元強真 | 2R 0分37秒 TKO(グラウンドでのキック) |
全12試合を集計すると、TKOが7試合、一本が3試合、判定が2試合となる。判定まで進んだのは大島沙緒里対ケイト・ロータス、ビクター・コレスニック対武田光司の2カードだけだった。なお、ドクターストップによるTKOは、相手を打撃で失神させたKOとは異なる決着であるため、結果を確認する際には内訳にも注目したい。【RIZIN公式試合結果一覧・日本MMA審判機構の競技記録】
【メインイベント詳報】秋元強真がパッチー・ミックスに2R37秒TKO勝利
RIZIN.52最大の注目カードとなった秋元強真対パッチー・ミックスは、66.0kg契約、5分3ラウンドのRIZIN MMAルールで行われた。勝者は秋元強真。公式記録に残った決着時間は、2R 0分37秒だ。
第1ラウンドから秋元が距離を支配RIZIN公式の試合レポートによると、両者はサウスポーで向き合い、ミックスはジャブからタックルを狙った。しかし、秋元は組みつきを許さず、距離を取り直しながらジャブや左ストレート、ローキック、ボディへの攻撃を重ねた。
秋元の強みが表れたのは、相手の組み技を警戒しながらも、消極的にならず打撃の距離を維持した点だ。ミックスが前に出る局面でも、秋元は打撃を返し、左ストレートでダウンを奪う場面を作った。ミックスが秋元のコスチュームをつかんだ行為に対しては、イエローカードも提示されている。
2ラウンド37秒、左ストレートから試合終了第2ラウンドでもミックスはパンチから組みつきを狙ったが、秋元はサークリングしてテイクダウンを許さなかった。ミックスのジャブに左ストレートを合わせ、ワンツーから右アッパーを繰り出すと、被弾したミックスが倒れる。秋元がグラウンドでのキックを追撃し、レフェリーが試合を止めた。
この勝利は、単に強打で相手を倒したというだけではない。組み技を得意とする相手に対して、距離の管理と打撃の精度を両立させ、最後まで自分の展開を崩さなかった点が重要だ。RIZIN公式の試合結果も、決着を「レフェリーストップ:グラウンドでのキックによるTKO」と記録している。【RIZIN公式・第12試合レポート】
また、秋元にとって、この日は10代最後の日でもあった。強豪ミックスを相手に勝利したことで、試合後には今後のRIZINを背負うという意気込みも示している。
【注目カード解説】グスタボ、木村柊也、キム・ギョンピョの勝敗は?
ルイス・グスタボ vs. 桜庭大世:2R2分32秒TKO第11試合では、ルイス・グスタボが桜庭大世に2R 2分32秒、グラウンドパンチによるTKO勝利を収めた。第1ラウンドでは桜庭も左ミドルやボディへのヒザ蹴りで応戦し、グスタボに対して攻め込む場面を作っていた。
しかし、第2ラウンドで試合が動く。桜庭が前進して攻撃を続ける中、グスタボの右フックがヒットしてダウンを奪取。そのままパウンドで追撃し、レフェリーストップとなった。公式結果では2R 2分32秒のTKOであり、判定決着ではない。【RIZIN公式・第11試合レポート】
試合後、グスタボは次の目標としてタイトル挑戦への意欲を口にした。桜庭も第1ラウンドでは攻撃を当てていただけに、試合全体を振り返る際には、序盤の攻防とフィニッシュの瞬間を分けて見る必要がある。
高木凌 vs. 木村柊也:1R終了時にドクターストップ第10試合は、高木凌が木村柊也に勝利した。決着は1ラウンド終了時のTKOだが、これは一般的な意味でのKOとは異なり、ドクターストップによるものだった。
RIZIN公式の試合レポートでは、第1ラウンドに高木が距離を測りながら打撃を当て、木村も前進してフックなどで応戦した経過が記されている。ラウンド終了後、木村の右目に異状が見られ、ドクターのチェックを経て試合終了となった。
したがって、高木凌の勝利は公式記録上のTKO勝ちである一方、試合内容を説明する場合は「負傷によるドクターストップ」とするのが正確だ。決着方法を正しく区別することは、試合の経緯を理解するうえでも大切になる。【RIZIN公式・第10試合レポート】
キム・ギョンピョ vs. 矢地祐介:2R4分25秒TKO第5試合では、キム・ギョンピョが矢地祐介に2R 4分25秒、ドクターストップによるTKOで勝利した。こちらも公式記録上はTKOだが、判定や一本ではなく、負傷による試合終了として記録されている。
この一戦を含め、RIZIN.52ではフィニッシュによる決着が相次いだ。ただし、TKOという表記だけでは、打撃によるレフェリーストップなのか、負傷によるドクターストップなのかが分からない場合がある。結果一覧を読む際は、決着時間と理由を併せて確認したい。
【判定結果とその他の注目試合】武田光司、大島沙緒里らの勝利を振り返る
武田光司 vs. ビクター・コレスニック:3-0の判定勝ち第9試合では、武田光司がビクター・コレスニックに3-0の判定勝ちを収めた。採点は3人のジャッジ全員が29-28で武田を支持している。公式の試合レポートでは、第1ラウンドはコレスニックが蹴りを中心に距離を保ち、武田が組みつこうとしても簡単には攻め込ませない展開だった。
第2ラウンド以降、武田はタックルや組みの圧力を強め、相手をコーナーに押し込む場面を増やした。最終ラウンドではコレスニックにも消耗が見られ、武田が組みの攻防で優位に立った。3ラウンドを通じて競り合った試合を、3人全員が同じスコアで武田の勝利と評価したことになる。【日本MMA審判機構の採点記録・RIZIN公式第9試合レポート】
武田は当初予定されていた対戦相手の欠場に伴い、急きょ代役として出場した選手でもある。試合後には、直前のオファーを受けて出場を決めた経緯を明かし、チャンスをつかんだ喜びを語った。結果だけでなく、短い準備期間での対応という点でも注目される一戦だった。
大島沙緒里 vs. ケイト・ロータス:判定3-0第8試合の女子スーパーアトム級では、大島沙緒里がケイト・ロータスを判定3-0で下した。採点は29-28が3人分で、僅差ながら大島が全ジャッジの支持を得た。
大島はタックルからのテイクダウンを狙い、グラウンドでポジションを確保しながら攻めた。ケイトも腕をつかんで打撃を抑えたり、下から反撃したりするなど抵抗を見せたが、大島は組みの展開を作り、判定につなげた。
この試合は、打撃で倒す試合とは異なるMMAの見どころを示した。派手なフィニッシュがなくても、テイクダウン、ポジションの確保、攻防の主導権が判定に影響する。大島の勝利は、そうした総合力が結果に結びついた試合として振り返ることができる。【RIZIN公式・第8試合レポート】
第1〜7試合にも一本・TKO決着が続出メインカード以外にも、見逃せない結果が並んだ。第6試合では鹿志村仁之介が所英男を1R 1分06秒、アナコンダチョークで下した。第4試合では佐藤将光がジョン・スウィーニーを三角絞めで仕留め、第1試合ではNOELがイ・ボミにフロントチョークで一本勝ちしている。
打撃戦では、第7試合で伊藤裕樹がカルロス・モタを1R 2分27秒のTKOで下し、第3試合ではトニー・ララミーが征矢貴に3R 2分00秒のTKO勝利。第2試合ではイ・ジョンヒョンが新井丈を3R 3分44秒、スタンドパンチによるTKOで下した。
このように、RIZIN.52はメインイベントだけに注目して終わる大会ではなかった。一本勝ち、グラウンドパンチによるTKO、スタンドでの打撃決着が各試合で生まれ、12試合を通じて多彩なフィニッシュが見られた。
【試合後インタビューとプロの結論】RIZIN.52の結果から何が見える?
秋元強真の試合後インタビューRIZIN公式は大会後、秋元強真の試合後インタビューを公開した。秋元は、ミックスの寝技の強さを理解していたため、寝技の展開に持ち込ませたくなかったと説明。実際の試合でも距離を保つことを徹底し、組みつきを許さず打撃で勝負を決めた。
「試合は本当に恐怖心との戦いなので毎回怖いですけど。」
これは、試合後インタビューで秋元が恐怖心について語った言葉だ。強気な発言や自信に満ちた試合運びの裏側に、対戦相手への警戒とプレッシャーがあったことをうかがわせる。
今後の目標についても、秋元はRIZINを背負っていくという姿勢を示した。
「ここからどんな強い外国人選手来ても、僕が壁になって倒せるように頑張ります。」
この発言は、RIZIN公式が2026年3月9日に公開した試合後インタビューに掲載されている。ミックス戦での勝利を一度きりの成果として終わらせず、今後も海外の強豪を迎え撃つという決意が表れた内容だ。【RIZIN公式・秋元強真 RIZIN.52試合後インタビュー】
【プロの結論】結果を読み解く3つの視点今回の大会を評価するうえで押さえておきたいのは、次の3点だ。
- フィニッシュの内容を区別する:TKOには打撃によるレフェリーストップだけでなく、負傷によるドクターストップも含まれる。高木凌対木村柊也、キム・ギョンピョ対矢地祐介は、決着理由まで確認することが重要だ。
- 判定はスコアまで見る:武田光司と大島沙緒里はいずれも3-0の判定勝ちだが、武田戦は29-28が3人分、大島戦も29-28が3人分だった。判定の数字を見ることで、試合の競り合い方をより具体的に把握できる。
- メインイベントは戦術面にも注目する:秋元強真の勝利は、左ストレートの威力だけでなく、ミックスの組み技を警戒しながら距離を維持したことも大きな要素だった。結果と試合展開をセットで見ると、勝因がより明確になる。
秋元のTKO勝利が大会の最大のトピックだったことは間違いない。一方で、グスタボの逆転的なフィニッシュ、武田の代役出場からの判定勝利、大島の組み技を生かした勝利など、勝ち方の異なる試合もそろっていた。RIZIN.52は、単純な勝敗だけでなく、決着に至るまでの戦術や試合状況を追うことで、より深く楽しめる大会だった。
【ライジン52の結果】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:RIZIN.52で秋元強真はパッチー・ミックスに何ラウンドで勝ちましたか?
A1:秋元強真が2ラウンド0分37秒、グラウンドでのキックによるTKOで勝利しました。判定決着ではありません。
Q2:武田光司とビクター・コレスニックの判定結果は?
A2:武田光司が3-0で判定勝ちしました。3人のジャッジ全員が29-28で武田を支持しています。
Q3:RIZIN.52は全12試合のうち何試合がKO・TKOや一本で決着しましたか?
A3:公式結果を分類すると、TKOが7試合、一本が3試合で、合計10試合がフィニッシュ決着でした。残る2試合は判定で、大島沙緒里と武田光司がそれぞれ勝利しています。
2026年3月7日のRIZIN.52は、有明アリーナで全12試合が行われ、秋元強真がパッチー・ミックスに2R 37秒TKO勝利を収めた大会となった。ルイス・グスタボは桜庭大世をTKOで下し、高木凌とキム・ギョンピョもドクターストップによるTKO勝利。武田光司と大島沙緒里は、それぞれ3-0の判定勝ちを収めている。
試合結果を確認する際は、勝者と敗者だけでなく、決着時間、TKOの理由、判定スコアまで見ることがポイントだ。秋元の勝利をはじめ、各選手がどのような攻防から結果をつかんだのかを振り返ることで、RIZIN.52の全貌がよりはっきり見えてくる。