『蝶の力学 殺人分析班』は、木村文乃が刑事・如月塔子を演じる、WOWOWの本格クライムサスペンスです。資産家の惨殺事件をきっかけに、遺体の首に残された青い花、謎の犯行声明「クラスター16」、そして捜査班の身近な人物に潜む異常性が浮かび上がります。全6話の物語を貫くのは、犯人を追う刑事たちの緊迫した捜査と、信頼していた人物への疑念です。
2019年の初放送から時間がたった2026年も、再放送や動画配信で視聴する方法があります。WOWOWプラスの番組表では、2026年11月6日(金)に全6話を前半・後半に分けて放送する予定が掲載されています。ここでは、青木崇高や菊地凛子らのキャスト、麻見和史の原作小説との違い、犯人の正体と最終回の結末、評判、シリーズを見る順番まで整理します。
【2026年最新】蝶の力学ドラマの再放送予定と視聴方法

『蝶の力学 殺人分析班』の初回放送は2019年11月17日。WOWOWプライムの「連続ドラマW」枠で放送され、全6話で完結しました。
2026年10月29日時点で注目したいのは、WOWOWプラスの番組表に掲載されている11月6日の放送予定です。全6話を一挙に追える構成なので、途中で視聴を止めずに事件の全貌を確かめたい人にも向いています。
2026年11月6日の放送スケジュール- 第1話〜第3話:2026年11月6日(金)6:15〜9:00
- 第4話〜第6話:2026年11月6日(金)9:00〜12:00
上記はWOWOWプラスの番組情報に掲載された日本時間の予定です。放送日時や視聴条件は変更される可能性があるため、視聴当日は最新の番組表を確認してください。
なお、WOWOWの作品紹介ページには「現在、放送予定はありません」と表示される場合があります。これはWOWOWの放送枠と、別チャンネルであるWOWOWプラスの番組予定を区別して確認する必要があるためです。2026年の再放送を探している場合は、チャンネル名まで確認すると混乱を避けられます。
動画配信サービスで見る方法放送時間に合わせるのが難しい場合は、動画配信サービスも選択肢になります。2026年10月下旬の作品情報では、次のサービスが視聴先として挙げられています。
- U-NEXT:作品ページで見放題として掲載。
- WOWOWオンデマンド:全6話の作品ページがあり、配信対象として案内されている。
- Netflix:日本向けの作品情報が掲載されている。配信地域や契約状況によって表示が異なる場合がある。
- Amazon Prime Video:エピソード単位のレンタルなど、別料金で視聴する形式が掲載されている場合がある。
動画配信サービスの作品ラインナップは固定ではありません。見放題かレンタルか、追加料金が必要かどうかは、契約前に各サービスの作品ページで確認するのが確実です。
【あらすじ】青い花と「クラスター16」が導く連続猟奇殺人
物語の発端は、資産家・天野秀雄が自宅で惨殺される事件です。遺体の首は切り裂かれ、そこには青い花が活けられていました。加えて、妻の真弓が事件当日から行方不明になり、事件は単なる強盗や怨恨による殺人では説明できない様相を帯びていきます。
警視庁捜査一課十一係の刑事・如月塔子は、信頼する先輩刑事の鷹野秀昭らと捜査を開始します。新聞社には「クラスター16」と名乗る人物から挑発的なメールが届き、犯人は警察を自分の仕掛けたゲームへ引き込もうとしているかのように振る舞います。
捜査が進むにつれて、被害者と容疑者の関係、犯行予告に記された数字、そして塔子自身に届く不気味な証拠品が絡み合います。物語の中盤で浮上する容疑者だけを追っていても、事件の核心にはたどり着けません。
全6話の展開を整理第1話:資産家宅で発生した惨殺事件
鷹野の公安部への異動が数日後に迫る中、天野秀雄が自宅で殺害されます。首に青い花が活けられた異様な遺体と、行方不明の妻・真弓。新聞社には「クラスター16」からメールが届き、十一係は事件の捜査に乗り出します。
第2話:真弓の行方と新たな犯行予告
誘拐されていた真弓も遺体で発見されます。塔子は鷹野が何かを隠しているのではないかと疑い始め、捜査班にはさらなる犯行予告が届きます。事件の不気味さと、身近な人間関係への疑念が同時に強まる回です。
第3話:数字「16」が示すもの
容疑者と思われていた男が、第三の被害者として発見されます。首に青い花が活けられる手口は繰り返され、捜査一課は「クラスター16」という名前に隠された意味から、さらなる被害の可能性を探ります。
第4話:真弓の不倫相手・坂口への疑い
犯行予告には無差別テロを思わせる内容が含まれ、十一係は真弓の不倫相手である坂口を犯人と見て確保を急ぎます。しかし、塔子と鷹野には捜査の筋書きに割り切れない違和感が残ります。
第5話:「クラスター16」の正体が判明
十一係はついに連続事件の真犯人へとたどり着きます。事件が解決へ向かうように見える一方、塔子は自分に届いた証拠品などについて疑念を拭えません。加えて、鷹野が突然姿を消し、事件は新たな局面へ進みます。
第6話(最終話):鷹野の失踪と最後の猟奇殺人犯
切り取られた指のDNA鑑定から、ある行方不明の女性が浮かび上がります。その女性に関わる人物を独自に調べていた鷹野は監禁され、塔子は救出に向かいます。最後に明かされる人物の異常性と、塔子が下す決断が物語を締めくくります。
本作は事件の謎解きだけでなく、塔子が刑事として独り立ちしていく過程も重要な軸です。鷹野の異動が迫っているという時間的な制約が、事件の緊張感と二人の関係に重なっています。
【キャスト相関】木村文乃・青木崇高・菊地凛子らの役どころ
本作の見どころは、木村文乃と青木崇高が演じる刑事コンビの信頼関係に加え、菊地凛子が演じるドラマオリジナルキャラクターの存在です。レギュラー陣の積み重ねがあるからこそ、終盤の展開が人物関係そのものを揺さぶる仕掛けとして機能します。
| 登場人物 | キャスト | 役どころ・見どころ |
|---|---|---|
| 如月塔子 | 木村文乃 | 警視庁捜査一課十一係の刑事。事件に向き合いながら、刑事としての判断力と覚悟を身につけていく。 |
| 鷹野秀昭 | 青木崇高 | 塔子が信頼する先輩刑事。公安部への異動を控え、捜査と塔子との関係に大きな変化が訪れる。 |
| 相羽町子 | 菊地凛子 | 事件の捜査に協力する法医学者。原作小説には登場しない、ドラマオリジナルの重要人物。 |
| 早瀬泰之 | 渡辺いっけい | 十一係の捜査を支える刑事。チームとして事件を追う展開を支える。 |
| 徳重英次 | 北見敏之 | 捜査班のメンバー。事件の情報を積み上げ、捜査を支える。 |
| 石倉毅 | 藤本隆宏 | 十一係の刑事。チームで進める捜査の一端を担う。 |
| 尾留川圭介 | 小柳友 | 十一係の刑事。事件の進展に関わる捜査メンバー。 |
| 如月厚子 | 神野三鈴 | 塔子の家族として、刑事である塔子の人物背景に関わる。 |
| 手代木行雄 | 勝村政信 | 捜査に関わる人物。十一係を取り巻く警察組織の人間関係を形作る。 |
| 神谷太一 | 段田安則 | 捜査一課の管理職。捜査組織の判断とチームの動きを支える。 |
| 如月功 | 仲村トオル | 塔子の父。塔子の刑事としての背景や人物像を理解するうえで関わりの深い存在。 |
塔子は、事件を解決するためなら何でも見通せる万能な主人公ではありません。先輩の判断に学び、自分の推理を検証し、間違いを抱えながらも捜査を続ける刑事です。事件の異様さに圧倒される場面と、自ら判断を下す場面の落差が、人物の成長を際立たせます。
青木崇高が演じる鷹野秀昭との関係鷹野は、塔子にとって頼れる先輩であると同時に、刑事として目指すべき存在でもあります。今回の事件では、鷹野の公安部への異動が物語の初めから示され、二人が同じ十一係で捜査できる時間に限りがあることが強調されます。事件の解決とともに、塔子が鷹野から何を受け継ぐのかにも注目したいところです。
菊地凛子演じる相羽町子が物語に与える影響相羽町子は法医学者として捜査に協力し、塔子に助言を与える人物です。事件の真相を探るうえで頼りになる存在として描かれる一方、物語の終盤ではその立場が大きく変わります。序盤からの言動を振り返ると、何気ない会話や人物同士の距離感にも別の意味が見えてきます。
【ネタバレ注意】犯人の正体と最終回の結末を解説
ここから先は、第5話と最終話の重要なネタバレを含みます。犯人の名前や結末を知りたくない場合は、先に全6話を視聴するのがおすすめです。
「クラスター16」の正体は内田雄次第5話で正体が明らかになる「クラスター16」の犯人は、内田雄次です。真弓の実家のアパートの改装に関わっていた男で、捜査班が当初追っていた坂口とは別の人物でした。
坂口を犯人と見る捜査の流れは、視聴者にも一度は結論を信じさせるミスリードとして機能します。しかし、塔子と鷹野が感じる違和感は消えず、事件の表面的な説明だけでは解決できないことが次第に明らかになります。
第5話でクラスター16事件が解決へ向かっても、塔子に届いた切断された指の謎は残ります。そして鷹野が姿を消したことで、物語はもう一つの猟奇事件へとつながっていきます。
最終話で明かされるもう一人の犯人は相羽町子最終話で塔子が対峙する最後の猟奇殺人犯は、菊地凛子演じる相羽町子です。法医学者として捜査に協力してきた人物が、実は別の連続殺人に関わっていたという展開が、ドラマ版最大の衝撃となります。
町子は、亡くなった弟・隼人への執着を抱え、弟の元相棒だった鷹野にも強い関心を向けていました。彼女の異常性に早くから気づいていた鷹野は、独自に調べを進めるうちに捕らわれ、生きたまま解剖されかねない危機に陥ります。
塔子は鷹野の居場所を突き止め、町子と対峙します。鷹野の命を盾に脅されても、塔子は警察官として犯人を逮捕する覚悟を示します。応援部隊が現場に突入し、町子は逮捕されますが、なおも塔子に襲いかかろうとしたところを鷹野に撃たれます。
鷹野は重体となって病院へ搬送されるものの、やがて意識を取り戻します。町子の事件では、判明しているだけでも12人の被害者がいたことが示され、指を記念品として保管していたという異様な事実も明らかになります。
事件の結末が意味するもの物語の最後では、塔子が鷹野に刑事として育ててもらったことへの感謝を伝え、二人は別れを迎えます。回復した鷹野は十一係を去り、塔子は自分自身で判断し、仲間とともに事件を解決する刑事として次の段階へ進みます。
この結末は、猟奇殺人の謎が解けるだけのエンディングではありません。鷹野に頼る立場だった塔子が、危機に陥った鷹野を救う側に回ることで、二人の関係にも区切りがつきます。犯人の異常性と向き合うサスペンスでありながら、塔子の成長を描く物語としても完結するのです。
【原作との違い】麻見和史の小説とドラマ版はどこが違う?
原作は、麻見和史による警察小説『蝶の力学 警視庁殺人分析班』(講談社文庫)です。もともとは2015年に講談社ノベルスから『蝶の力学 警視庁捜査一課十一係』として刊行され、2017年の講談社文庫版で現在の題名に改題されました。小説シリーズでは第7作にあたります。
一方、ドラマ版は「殺人分析班」シリーズの映像作品として第3弾です。つまり、小説での刊行順とドラマの作品順は同じ数え方ではありません。
ドラマオリジナルの相羽町子原作小説とドラマ版の大きな違いは、相羽町子の存在です。菊地凛子が演じる法医学者はドラマオリジナルの人物で、原作には登場しません。塔子の捜査を助ける存在として登場するため、終盤の展開は原作を読んでいる人にとっても映像版独自の驚きとなります。
原作小説では「クラスター16」事件そのものが物語の中心で、鷹野は捜査中に負傷し、現場の第一線から退く展開が描かれます。ドラマでは鷹野の公安部への異動を早い段階から示し、塔子とのコンビが終わりに近づいていることを物語全体の軸に据えています。
原作とドラマ、どちらから楽しむべきか犯人を推理する過程や、事件の背景を文章でじっくり追いたい人には原作小説が向いています。捜査現場の緊張感、俳優の表情、音楽や映像による不穏な演出を楽しみたい人にはドラマ版がおすすめです。
両方を楽しむなら、先にドラマを見てから原作を読む方法もあります。ドラマではオリジナルキャラクターと独自の終盤が加わっているため、原作を読むと、同じ事件を異なる構成で描く面白さが見えてきます。反対に、原作を先に読んだ場合は、ドラマが鷹野の異動や塔子の成長をどのように物語へ組み込んだかを比較できます。
【評判・感想とシリーズの見る順番】2026年に視聴するなら?
『蝶の力学』の評判は?Filmarksの作品ページでは、2026年10月下旬の掲載情報で評価3.6/5.0、レビューは2,214件とされています。評価は利用者の投稿に基づくもので、すべての視聴者の意見を代表する数字ではありませんが、作品への反応を知る一つの目安になります。
レビューでは、木村文乃と青木崇高の演技、捜査を積み上げる緊張感、終盤に向けて印象が変わる人物関係などが注目されています。一方、主人公の判断やシリーズ内での人物の立ち位置については、好みが分かれる感想も見られます。
WOWOW公式の制作インタビューでは、プロデューサーや監督が、猟奇的な事件の衝撃だけでなく、その奥にある人間ドラマや映像としての美しさを重視していたことを語っています。残酷な事件を刺激的に描くだけではなく、捜査する側の感情や組織の現実を描こうとする姿勢が、シリーズの特徴です。
タイトル「蝶の力学」が示す意味「蝶の力学」という題名は、小さなきっかけが連鎖し、やがて大きな変化を引き起こす「バタフライ効果」を連想させます。事件の中で何気なく見える証拠や人物の言動が、後になって大きな意味を持つ構成は、タイトルとも結びついています。
特にドラマ版では、塔子と町子の関係、鷹野をめぐる人物の感情、そして塔子が自分で決断する場面が重なり、終盤でタイトルの意味を振り返りたくなる仕掛けになっています。
殺人分析班シリーズを見る順番人物関係や塔子の成長を順番に追いたい場合は、基本的に放送順で見るのがおすすめです。
- 第1作:『石の繭 殺人分析班』(2015年)
- 第2作:『水晶の鼓動 殺人分析班』(2016年)
- スピンオフ:『悪の波動 殺人分析班スピンオフ』(2019年)
- 第3作:『蝶の力学 殺人分析班』(2019年)
- 関連作品:『邪神の天秤 公安分析班』(2022年)
『悪の波動』は、シリーズ第1作に登場する殺人犯トレミーを中心にしたスピンオフです。塔子を中心とする本編の事件を追うだけなら、まず『石の繭』から『水晶の鼓動』、『蝶の力学』の順に見ると流れをつかみやすくなります。
『邪神の天秤 公安分析班』は、青木崇高演じる鷹野秀昭が主人公となる関連作品です。『蝶の力学』で描かれた公安部への異動が、その後の物語につながります。鷹野の人物像や十一係との関係を知ったうえで視聴すると、より深く楽しめます。
こんな人におすすめ- 猟奇殺人を扱う本格的なクライムサスペンスが好きな人
- 伏線や人物の言動を手掛かりに、犯人を推理したい人
- 事件の謎だけでなく、刑事同士の信頼関係や成長も見たい人
- 原作小説と映像化作品の違いを比較するのが好きな人
反対に、残酷な事件描写が苦手な人や、軽快な会話を中心とした明るい刑事ドラマを求めている人には、重い内容に感じられる可能性があります。視聴を決める際は、猟奇的な描写を含む作品であることも判断材料にしてください。
【蝶の力学ドラマ】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:『蝶の力学 殺人分析班』は全何話ですか?
A1:全6話です。2019年11月17日から12月22日まで、WOWOWプライムで放送されました。
Q2:犯人の正体は何話で分かりますか?
A2:「クラスター16」の正体は第5話で判明します。最終話では相羽町子をめぐるもう一つの猟奇事件が描かれます。
Q3:木村文乃と青木崇高はどんな役ですか?
A3:木村文乃は刑事・如月塔子、青木崇高は塔子が信頼する先輩刑事・鷹野秀昭を演じています。事件の捜査と、鷹野の異動を前にした二人の関係が物語の重要な軸です。
Q4:菊地凛子が演じる相羽町子は原作にも登場しますか?
A4:相羽町子はドラマオリジナルの法医学者で、原作小説には登場しません。ドラマ版の終盤を特徴づける重要な人物です。
Q5:2026年の再放送はいつですか?
A5:WOWOWプラスの番組表では、2026年11月6日(金)6:15〜9:00に第1話〜第3話、9:00〜12:00に第4話〜第6話の放送予定が掲載されています。放送前に最新の番組表をご確認ください。
Q6:どの動画配信サービスで視聴できますか?
A6:2026年10月下旬の作品情報では、U-NEXTやWOWOWオンデマンドなどが視聴先として案内されています。NetflixやAmazon Prime Videoを含め、配信形態や料金は変更される場合があるため、各サービスの最新表示を確認してください。
Q7:『石の繭』『水晶の鼓動』『蝶の力学』はどの順番で見ればよいですか?
A7:放送順の『石の繭』→『水晶の鼓動』→『蝶の力学』がおすすめです。塔子の成長や鷹野との関係を順番に理解しやすくなります。
『蝶の力学 殺人分析班』は、木村文乃演じる如月塔子が青い花を残す連続猟奇殺人を追い、青木崇高演じる鷹野秀昭との関係にも区切りを迎える全6話のクライムサスペンスです。第5話で明らかになる「クラスター16」の正体と、最終話で明かされる相羽町子の異常性が、物語を大きく動かします。
2026年に視聴するなら、WOWOWプラスの11月6日の放送予定や、U-NEXT・WOWOWオンデマンドなどの配信状況を確認するのが現実的です。シリーズを初めて見る場合は『石の繭』『水晶の鼓動』から順に進めると、塔子の成長と鷹野との関係をより深く理解できます。
本作の魅力は、犯人を当てるだけでは終わらないところにあります。小さな違和感が大きな真実へつながり、事件の解決が登場人物の人生まで変えていく。その連鎖を確かめながら視聴すると、「蝶の力学」というタイトルが持つ意味も、最終話を見終えた後に違った印象で残るはずです。