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今年の夏はいつまで暑い?2024年の記録的残暑と2026年秋の気温見通しを解説

黒木 隼人 黒木 隼人 • 更新: • 公開: • 読了約 24 分
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「9月になっても暑いのはなぜ?」「今年の夏はいつまで暑いの?」という疑問を考えるうえで、2024年の記録的な残暑は重要な事例です。気象庁の観測によると、2024年夏の日本の平均気温偏差はプラス1.76℃となり、統計開始以来の最高記録に並びました。さらに9月も高温が続き、静岡市では9月20日に39.2℃を観測するなど、秋とは思えない暑さが各地で記録されました。

2026年10月29日時点では、2024年の実績だけでなく、2026年夏の気温データと最新の秋の見通しを合わせて確認することが大切です。この記事では、気象庁の公式統計をもとに、2024年の残暑が長引いた理由、猛暑日の記録、地域ごとの暑さの見方、熱中症対策まで詳しく解説します。

【先に結論】2024年の夏はいつまで暑かった?9月下旬まで続いた記録的残暑

今年の夏はいつまで暑い2024

2024年の暑さは、8月が終わってもすぐには収まりませんでした。9月に入ってからも全国的に暖かい空気に覆われ、各地で猛暑日や真夏日が観測されています。特に9月中旬は気温が大きく上昇し、秋分の日が近づいても真夏のような暑さが続きました。

象徴的だったのが、2024年9月20日の静岡市です。同市では最高気温39.2℃を観測しました。気象情報を扱うウェザーニュースの当時の報道では、9月中旬以降の国内最高気温を更新した記録的な暑さとして伝えられています。

気象庁の2024年9月の天候に関する資料でも、全国的に高温となり、東日本・西日本では9月の月平均気温が1946年の統計開始以降、最も高くなりました。全国153の気象台等のうち、91地点で9月の月平均気温が歴代1位の高温となっています。これは7地点のタイ記録を含む数字です。

ただし、「2024年の残暑は何月何日まで続いたのか」という問いに、日本全国共通の日付で答えることはできません。猛暑日が減り始める日、最高気温が30℃を下回る日、朝晩に涼しさを感じる日は、地域や気圧配置によって異なるからです。

2024年の場合、9月20日には静岡市などで猛烈な暑さが観測された一方、その後は夏の高気圧が南へ後退し、猛暑日の広がりが縮小していきました。それでも、猛暑日がなくなったことと、残暑が終わったことは同じではありません。最高気温が30℃を超える真夏日や、夜間の気温が下がらない状態は、その後も起こり得ます。

したがって、2024年の実績から読み取れるのは、9月下旬に入っても厳しい暑さが発生し、日中の気温だけでは秋への移行を判断できなかったということです。

【数字で検証】2024年夏の平均気温偏差と9月の記録はどれほど異例だったのか

2024年の暑さを理解するには、ある日の最高気温だけでなく、夏全体や9月全体の平均気温を見る必要があります。気象庁が公表する「気温偏差」は、基準となる平年値からどの程度高かったか、あるいは低かったかを示す指標です。2024年夏の偏差は、単に数日間だけ暑かったという説明では収まりません。

以下は、気象庁の季節・月別統計、気温日数の記録、2026年の最新データを整理したものです。

対象・指標 観測データ 読み解き方
2024年夏(6〜8月) 平均気温偏差プラス1.76℃ 1898年の統計開始以降、2023年と並ぶ最高記録
2024年9月 日本の平均気温偏差プラス2.52℃ 1898年以降、9月として2番目の高温。最高は2023年のプラス2.66℃
2024年9月の地域別気温 東日本プラス3.2℃、西日本プラス3.4℃ 1946年以降、両地域で9月の最高記録を更新
2024年9月の観測地点 153地点中91地点で月平均気温が歴代1位 一部の都市に限らない広範囲の高温だった
福岡県太宰府市 2024年の猛暑日が年間62日 猛暑日日数の年間記録を更新。8月27日には40日連続に達した
2025年夏 日本の平均気温偏差プラス2.36℃ 2024年・2023年の記録を上回り、統計開始以降の最高記録に
2026年夏(6〜8月) 日本の平均気温偏差プラス1.02℃ 1898年以降で5番目に高い値
2026年9月 日本の平均気温偏差プラス0.49℃ 平年を上回ったものの、2024年のプラス2.52℃ほどの大幅な高温ではなかった

出典は、気象庁の「2024年夏(6月〜8月)の天候」「2024年9月の天候」「日本の季節平均気温」「日本の月平均気温」などの公表資料です。平均気温偏差は1991〜2020年の30年平均値を基準としており、実際の平均気温そのものを示す数字ではありません。

2024年夏の平均気温偏差プラス1.76℃が意味すること

2024年夏の日本の平均気温偏差はプラス1.76℃でした。これは、全国の気象台で一律に平年より1.76℃高かったという意味ではなく、気候変動の監視に用いる15地点の観測値から算出した日本の平均気温について、基準値との差がプラス1.76℃だったという意味です。

気象庁によると、地域別でも高温が顕著でした。東日本の夏の平均気温は平年差プラス1.7℃、西日本はプラス1.4℃、沖縄・奄美はプラス0.9℃です。全国153の気象台等のうち80地点で、夏の月ではなく季節平均気温が歴代1位となりました。21地点はタイ記録です。

加えて、2024年9月の日本の平均気温偏差はプラス2.52℃でした。2023年のプラス2.66℃に次ぐ値で、2025年のプラス2.49℃も歴代上位に入っています。こうした記録は、2024年の残暑が一時的な暑さだけではなく、広い範囲で高温が続いた現象だったことを裏付けています。

太宰府市の40日連続猛暑日はなぜ注目されたのか

2024年の猛暑を象徴する地点の一つが、福岡県太宰府市です。ウェザーニュースの2024年8月27日の報道によると、太宰府市では7月19日から8月27日まで、最高気温35℃以上の猛暑日が40日連続しました。

その後、福岡管区気象台がまとめた2024年の高温に関する資料では、太宰府市の年間猛暑日日数は62日とされています。福岡市でも39日、久留米市では54日を観測するなど、九州北部の厳しい暑さが数字に表れました。

ただし、太宰府市の記録をそのまま日本全国に当てはめることはできません。猛暑日の日数は、地域の地形、風向き、海からの距離、日射の強さなどによって変わります。全国的な傾向を把握するには、太宰府市のような個別地点の記録と、気象庁が発表する地域別・全国平均のデータを組み合わせることが必要です。

【原因を解説】2024年9月まで残暑が続いた理由は?太平洋高気圧・偏西風・地球温暖化

2024年の残暑を理解するうえでは、太平洋高気圧の勢力だけでなく、上空の偏西風、日本近海の海面水温、地球温暖化の影響を分けて考える必要があります。気象庁が2025年3月に公表した2024年の記録的高温に関する分析でも、複数の要因が重なったことが指摘されています。

1. 太平洋高気圧に覆われ、強い日差しが続いた

2024年の7〜8月は、西日本を中心に太平洋高気圧に覆われやすい状態が続きました。高気圧に覆われると晴れる日が多くなり、日射によって地表付近の気温が上昇しやすくなります。

夏の高温が9月まで持ち越された背景にも、暖かい空気に覆われやすい気圧配置がありました。気象庁の9月の天候資料では、北日本・東日本・西日本で高気圧に覆われやすかったことや、東日本太平洋側と西日本を中心に強い日射があったことが記録されています。

もっとも、太平洋高気圧が強ければ必ず全国で猛暑になるわけではありません。高気圧の位置や勢力、風の向き、雲の広がり方によって、地域ごとの気温には差が生まれます。

2. 偏西風の北偏と蛇行で暖かい空気が流れ込みやすくなった

偏西風は、中緯度の上空を西から東へ吹く強い風です。その流れる位置や蛇行の仕方によって、日本付近に流れ込む空気の性質が変わります。

気象庁の2024年の高温に関する分析では、夏から秋にかけて、上空の偏西風のうち亜熱帯ジェット気流が平年より北寄りを流れる傾向が強まり、暖かい空気に覆われやすい状態が続いたと説明されています。

偏西風が北寄りに流れると、日本付近に寒気が入りにくくなる場合があります。また、上空の気圧配置が停滞すると、高温をもたらす状態が長続きすることもあります。こうした大気の流れが、残暑の長期化に関係しました。

3. 日本近海の海面水温と地球温暖化も背景にある

気象庁は、2024年の高温の要因として、日本近海の海面水温が顕著に高かったことや、長期的な地球温暖化の影響も挙げています。

海面水温が高いと、海から大気へ供給される熱や水蒸気の状態が変わり、広域の気温にも影響します。加えて、地球温暖化によって気温の長期的な基準が上昇しているため、同じような気圧配置が発生した場合でも、過去より高温になりやすい背景があります。

気象庁の長期統計では、日本の9月平均気温は100年あたり約1.50℃の割合で上昇しています。夏の平均気温にも長期的な上昇傾向が認められています。ただし、地球温暖化だけで特定の日の39℃という気温や、特定の年の残暑をすべて説明できるわけではありません。個々の年の気温は、大気や海洋の自然変動も重なって決まります。

4. 太宰府市のような地点ではフェーン現象も影響する

2024年8月の太宰府市の猛暑を考える際には、広域的な高温に加えて、地域特有の地形や風の影響も重要です。山を越えた風が風下側で乾燥しながら吹き下り、気温を上昇させる現象をフェーン現象といいます。

気象庁の用語解説によると、湿った空気が山を上る際には気温が下がり、風下側へ乾燥した空気が吹き下りる際には気温が上がります。こうした現象が発生すると、周囲の地域より気温が高くなる場合があります。

つまり、2024年の残暑は、太平洋高気圧、偏西風の流れ、日本近海の海面水温、地球温暖化、そして局地的な気象条件が複合的に作用した結果です。一つの原因だけに絞ると、記録的な高温の仕組みを正しく理解できません。

【2026年最新】今年の夏と秋はいつまで暖かい?気象庁データで見通しを確認

2026年の夏も、平年より高い気温が記録されました。気象庁が9月1日に公表した2026年夏の天候資料によると、北日本・西日本では平均気温がかなり高く、東日本でも高い結果となりました。日本の夏の平均気温偏差はプラス1.02℃で、1898年の統計開始以降、5番目に高い値です。

2025年夏の偏差はプラス2.36℃で、統計開始以降の最高記録となっています。2024年のプラス1.76℃、2025年のプラス2.36℃、2026年のプラス1.02℃を比べると、夏の高温が続いている一方、年ごとの暑さの強さには差があることも分かります。

また、気象庁によると、2026年夏は偏西風が平年より北に偏って流れやすく、北日本・西日本を中心に暖かい空気に覆われやすい状態でした。西日本では厳しい暑さとなり、7月下旬から8月にかけて延べ36地点で最高気温40℃以上の「酷暑日」が観測されています。

2026年9月の気温は2024年とどう違った?

2026年9月の日本の平均気温偏差はプラス0.49℃でした。平年より高かったものの、2024年9月のプラス2.52℃と比べると、全国平均の偏差は大幅に小さくなっています。

この違いは、2024年のような記録的残暑が毎年必ず同じ強さで発生するわけではないことを示しています。長期的には気温の上昇傾向がある一方、特定の年の9月にどこまで暑くなるかは、その時期の大気循環や高気圧の位置などによって変わります。

2026年秋の最新予報では東日本・西日本で高温傾向

2026年10月29日に気象庁が発表した1か月予報では、10月31日から11月30日までの平均気温について、東日本・西日本・沖縄・奄美で平年より高くなる傾向が示されました。一方、北日本では寒気の影響を受けやすく、特に11月上旬にかけて気温が低くなる見通しです。

この予報は、全国どこでも夏のような暑さが続くという意味ではありません。秋の気温は地域差が大きく、北日本では寒さが先行する一方、東日本・西日本では日中に暖かさを感じる日が続く可能性があります。

また、1か月予報は期間全体の傾向を示すもので、特定の日の最高気温や、夏日・真夏日になる日を確定するものではありません。外出や旅行の予定を立てる場合は、気象庁の週間天気予報や2週間気温予報を併せて確認するのが適切です。

【地域別の見方】残暑はいつまで続く?北海道・東北から九州・沖縄まで

「残暑はいつまで続くのか」を考える際には、全国一律のカレンダーではなく、地域ごとの気温の変化を確認することが大切です。2024年のような記録的な高温の年でも、暑さが弱まるタイミングは地域によって異なりました。

北海道・東北:秋の冷え込みが先行しやすい

北海道や東北では、寒気の南下や前線の通過によって、日中の気温が急に下がることがあります。2026年10月29日時点の気象庁の予報でも、北日本は11月上旬にかけて気温が低くなる見通しです。

ただし、日中の気温が下がったからといって、すべての地域で一様に秋が深まるとは限りません。暖かい日が戻ることもあるため、最低気温と最高気温の両方を確認すると、服装や暖房の準備を判断しやすくなります。

関東・東海・近畿:日中の暖かさと朝晩の冷え込みに注意

関東・東海・近畿では、秋になっても日射が強い日や、暖かい空気が流れ込む日に気温が上がることがあります。2024年9月20日に静岡市で39.2℃を観測したことは、9月でも極端な高温が起こり得ることを示す事例です。

2026年10月末から11月にかけても、東日本では高温傾向が予想されています。ただし、予報は月平均の傾向であり、毎日暑いという意味ではありません。日中の暖かさだけを基準にせず、朝晩の気温や週間予報も確認してください。

中国・四国・九州:暖かい空気と地域の地形が影響

西日本では、2024年夏に平均気温が大きく上昇し、9月も高温が続きました。特に九州北部では太宰府市の猛暑日記録が示すように、長期間にわたって厳しい暑さが続く地点がありました。

2026年秋の1か月予報でも、西日本は高温傾向です。ただし、地域ごとの風向きや地形、雲の広がり方によって気温は変わります。残暑が続くかどうかを判断する際には、全国ニュースの気温だけでなく、住んでいる地域の観測値や予報を優先しましょう。

沖縄・奄美:本州と季節の進み方が異なる

沖縄・奄美では、本州の秋とは気温の変化の仕方が異なります。2024年夏の平均気温は平年を大きく上回り、9月も高温となりました。2026年10月末から11月の予報でも、沖縄・奄美では平均気温が高くなる傾向が示されています。

この地域では、暦のうえで秋になったことだけを理由に暑さ対策を終えるのではなく、実際の気温や湿度、日差しの強さを確認が必要です。

なお、地域別の傾向はあくまで判断の目安です。残暑の終わりを正確に見極めるには、気象庁が発表する最新の地域別予報と、実際の気温の推移を組み合わせて確認してください。

【残暑の熱中症対策】真夏日と猛暑日の違い、秋でも油断できない理由

残暑が続く時期に見落とされやすいのが、熱中症の危険性です。夏休みが終わった、9月になった、朝晩が涼しくなったといった季節の感覚と、実際の暑さによる体への負担は必ずしも一致しません。

真夏日と猛暑日の違いは最高気温30℃・35℃が基準

気象庁では、日最高気温によって夏日・真夏日・猛暑日を区別しています。それぞれの違いを把握すると、天気予報で発表される暑さの程度を理解しやすくなります。

  • 夏日:最高気温が25℃以上の日。
  • 真夏日:最高気温が30℃以上の日。
  • 猛暑日:最高気温が35℃以上の日。
  • 酷暑日:最高気温が40℃以上の日。2026年には気象庁が予報用語として採用しています。

これらは日中の最高気温を基準にした区分です。真夏日や猛暑日ではなくても、湿度が高い、日差しが強い、風が弱いといった条件が重なると、熱中症の危険性が高まります。

暑さ指数(WBGT)で気温以外の条件も確認する

環境省が提供する暑さ指数(WBGT)は、気温だけでなく、湿度や日射・輻射熱などを取り入れた指標です。環境省の説明では、WBGTが28以上31未満は「厳重警戒」、31以上は「危険」に分類されます。

特にWBGTが31以上の場合は、外出をなるべく避けて涼しい室内で過ごすことが推奨されています。運動や屋外作業では、気温だけで判断せず、暑さ指数を確認して活動の中止や休憩を判断することが大切です。

残暑の時期に実践したい5つの対策
  • エアコンを適切に使用する:秋になっても室温が高い場合は、無理に冷房を我慢しないでください。
  • のどが渇く前に水分を補給する:屋内でも屋外でも、こまめな水分補給を心がけます。
  • 必要に応じて塩分も補給する:大量に汗をかいたときは、水分だけでなく塩分も補給します。ただし、塩分摂取に制限がある人は医師の指示に従ってください。
  • 外出時間を調整する:日差しが強い時間帯は外出を控え、日陰や涼しい場所で休憩します。
  • 高齢者や子どもの体調を確認する:暑さを感じにくい人や、体温調節が十分でない人には、周囲からの声かけや見守りも重要です。

厚生労働省も、熱中症予防のためにエアコンによる室温調整、こまめな水分補給、日傘や帽子の利用、日陰での休憩などを呼びかけています。熱中症警戒アラートが発表された場合は、外出をなるべく控え、暑さを避ける行動を優先してください。

頭痛、吐き気、めまい、強いだるさなど、熱中症が疑われる症状が現れた場合は、涼しい場所へ移動して体を冷やし、水分を補給してください。意識障害など重い症状がある場合は、ためらわず救急車を呼ぶ必要があります。

【プロの結論】2024年の記録的残暑から学ぶ、暑さの終わりを見極める判断基準

2024年の記録を振り返ると、夏の暑さが終わる時期を、8月末や9月初めといった暦だけで決めるのは適切ではないことが分かります。夏の平均気温偏差はプラス1.76℃で、9月も日本の平均気温偏差がプラス2.52℃に達しました。太宰府市では年間62日の猛暑日を記録し、静岡市では9月20日に39.2℃を観測しています。

一方、2026年のデータを見ると、夏の平均気温偏差はプラス1.02℃、9月はプラス0.49℃でした。2024年のような極端な残暑が毎年繰り返されるわけではありませんが、2026年秋も東日本・西日本などで高温傾向が予想されており、地域によっては暖かさが長引く可能性があります。

暑さの終わりを判断するうえで、確認したい要点は次の3つです。

  • 最高気温:猛暑日や真夏日が減っているか。
  • 最低気温:夜間に十分に気温が下がり、睡眠を妨げる暑さが和らいでいるか。
  • 最新の地域別予報:一時的な気温低下なのか、秋らしい気温へ移行する傾向なのか。

最高気温が35℃を下回っただけで、暑さが完全に終わったと判断するのは早計です。逆に、平年より気温が高いという予報が出ていても、毎日が真夏日になるわけではありません。長期的な気温の傾向と、数日先の天気予報を分けて確認することが、適切な判断につながります。

また、地球温暖化によって気温の長期的な基準が上昇していることと、個々の年の残暑の強さは区別して考える必要があります。気象庁の観測データは、長期的な高温傾向を把握するうえで有効ですが、特定の日や地域の気温を決めるのは、その時点の大気や海洋の状態でもあります。

【今年の夏はいつまで暑い?】2024年の残暑に関するよくある質問(FAQ)

Q1:2024年の残暑はいつまで続きましたか?
A1:全国共通の終了日はありません。2024年9月20日には静岡市で39.2℃を観測するなど、9月下旬に入っても記録的な高温が発生しました。その後、猛暑日の広がりは縮小しましたが、真夏日や暖かい日が続く地域もありました。

Q2:2024年9月の平均気温はどれくらい高かったのですか?
A2:日本の平均気温偏差はプラス2.52℃で、1898年の統計開始以降、9月として2番目に高い値でした。東日本ではプラス3.2℃、西日本ではプラス3.4℃となり、両地域で1946年以降の9月の最高記録を更新しました。

Q3:太宰府市では本当に40日連続で猛暑日になったのですか?
A3:はい。2024年7月19日から8月27日まで、最高気温35℃以上の猛暑日が40日連続しました。年間の猛暑日日数も62日に達し、年間記録を更新しています。

Q4:2026年の秋も残暑が続きますか?
A4:2026年10月29日発表の気象庁の1か月予報では、東日本・西日本・沖縄・奄美で平均気温が平年より高くなる傾向です。一方、北日本では11月上旬にかけて寒気の影響を受けやすい見通しです。地域や日によって気温が異なるため、最新の週間予報も確認してください。

Q5:真夏日でなければ熱中症の心配はありませんか?
A5:いいえ。真夏日は最高気温30℃以上の日を指しますが、熱中症の危険性は気温だけでは決まりません。湿度、日差し、風の弱さ、体調なども影響するため、暑さ指数(WBGT)や熱中症警戒アラートも参考にしてください。

「今年の夏はいつまで暑い?」という疑問に対する答えは、地域や年によって異なります。2024年は夏の平均気温偏差がプラス1.76℃となり、9月もプラス2.52℃という記録的な高温でした。太宰府市の年間62日の猛暑日や、静岡市の9月20日の39.2℃という観測値は、秋になっても厳しい暑さが発生し得ることを示しています。

2026年は、夏の平均気温偏差がプラス1.02℃、9月がプラス0.49℃でした。2024年と同じ規模の残暑ではありませんが、10月末から11月にかけては東日本・西日本などで高温傾向が予想されています。

暑さの終わりを見極める際は、暦や季節のイメージだけに頼らず、最高気温・最低気温・地域別予報を確認しましょう。そして、気温が下がり始めた後も、湿度や日射の強さによって熱中症の危険性が残る場合があります。気象庁の最新情報と環境省の暑さ指数を活用し、気温の変化に合わせて無理のない生活や外出の計画を立てることが大切です。

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トレンドリサーチャー 黒木 隼人
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プロ野球とサッカーを中心に、試合結果と選手コメントを公式記録で裏取りします。数字は一次記録から拾うのが徹底事項です。

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