ミニレター(郵便書簡)は、2026年10月現在、国内向けなら85円で送れる、日本郵便の小型郵便サービスです。便箋と封筒が一体になっており、あらかじめ料金を示す印面が付いているため、通常は別途切手を貼る必要がありません。手紙だけでなく、条件を満たせば写真やトレーディングカードなどの小さな品物も同封できます。
ただし、利用できるのは重さ25g以内・厚さ1cm以内の場合です。追跡サービスや配送時の損害賠償も基本的にないため、安さだけで発送方法を決めると、料金不足や配送トラブルにつながる可能性があります。日本郵便の公式料金表や利用条件をもとに、購入場所、書き方、ポスト投函の手順、スマートレターとの違いまで整理します。
【2026年最新】ミニレターは85円で送れる?料金と基本条件

日本郵便の「国内の料金表(手紙・はがき)」では、郵便書簡(ミニレター)の料金は25g以内で85円と案内されています。2026年10月1日現在の国内郵便料金の案内でも、この料金が確認できます。
現在の85円という料金は、2024年10月1日に実施された郵便料金改定によるものです。それ以前のミニレターは63円でしたが、改定に伴い85円になりました。通常はがきも同日に63円から85円へ変更されています。
ミニレターの特徴は、単に安価な封筒というだけではありません。書くスペースと封筒の機能が一体になり、料金を示す印面も最初から付いています。薄い手紙や小さな紙製品を、別の封筒や切手を用意せずに発送できる点が利点です。
なお、85円で送れるのは、あくまで規定の重量と厚さを守った場合です。25gを超えたり、厚さが1cmを超えたりすると、通常のミニレターの条件から外れ、定形外郵便物として取り扱われる場合があります。
そのため、「ミニレターを購入したから、どんな中身でも85円で送れる」という理解は正しくありません。料金印面が付いていることと、実際の郵便物が利用条件を満たしていることは、別々に確認する必要があります。
【サイズ・重さ】25g・厚さ1cmの上限はどこまで?
ミニレターを利用するときに、特に注意したいのがサイズ、重量、厚さの3つです。日本郵便の公式サービス案内では、折り畳み時の大きさは縦16.5cm・横9.2cm、重さは25gまで、厚さは1cmまでとされています。
- サイズ:縦16.5cm×横9.2cm(折り畳み時)
- 重さ:内容品を含めて25g以内
- 厚さ:最も厚い部分で1cm以内
- 基本料金:85円
重要なのは、25gという上限が中身だけの重量ではないことです。ミニレター本体と封入物を合わせた総重量で判断します。写真を複数枚入れたり、カードをスリーブや保護材に入れたりすると、想定より重量が増えることがあります。
また、厚さは中央部分だけでなく、最も厚い部分で確認する必要があります。カードを重ねて入れる場合や、保護用の硬質ケースを使う場合は、封をした状態で1cm以内に収まるか確認しましょう。
特に注意したいのが、25g以内でも厚さが1cmを超えれば、ミニレターの条件を満たさないという点です。逆に、薄く見えても重量超過なら同様に注意が必要です。
規定ぎりぎりの荷物は、自宅での計測だけで判断せず、郵便局の窓口で確認してもらうと安心です。条件を超える場合は、通常の封筒による定形外郵便物や、スマートレターなどへの変更を検討してください。
【何が送れる?】同封できるものと避けるべきもの
ミニレターは、手紙だけでなく内容品を封入できる郵便書簡です。以前は写真や紙片など薄いものを中心とした制限がありましたが、日本郵便は2024年8月2日、郵便書簡の内容品制限を撤廃するための約款変更について認可を取得したと発表しました。変更は2024年10月1日に実施されています。
これにより、厚さ1cm・重さ25gという条件を満たせば、従来の紙類に限らず、小さな物品も封入できるようになりました。実際に何を送るかは、郵便物として送れないものに該当しないか、形状や壊れやすさに問題がないかも含めて判断する必要があります。
同封しやすいものの例
- 手紙、メモ、メッセージカード
- 写真、薄い紙片
- トレーディングカード1枚などの小さなカード類
- 規定内に収まる小型の紙製品や薄い物品
一方、現金や貴金属などの貴重品を通常のミニレターで送ることは避けてください。日本郵便の内国郵便約款では、現金や所定の貴重品を郵便物として送る場合、一般書留など所定の取扱いが必要とされています。現金を送る場合は、現金書留を利用するのが原則です。
また、壊れやすい品物や、厚さを超える原因になる硬い部品、尖った部品を含むものは、封筒が破れたり、輸送中に中身が傷んだりするおそれがあります。サイズに収まるかだけでなく、封筒の強度や保護方法も考えてください。
「何でも同封できる」という意味ではありません。正確には、内容品の種類に関する従来の制限は緩和されたものの、重量・厚さの上限や郵便物全般の禁止品に関する規則は残っています。
【書き方・送り方】ミニレターをポスト投函する手順
ミニレターの送り方は難しくありません。専用の郵便書簡を用意し、宛名と差出人情報を書き、内容品を入れて所定の折り目に沿って封をすれば、郵便ポストへの投函または郵便局窓口への差し出しができます。
1.宛名と差出人の住所を書く
受取人の郵便番号、住所、氏名を表面の指定欄に記入します。差出人の住所・氏名も忘れずに記載しましょう。宛先に誤りがあると配達できなかったり、返送に時間がかかったりする原因になります。
2.内側にメッセージを書く
便箋として使える内側のスペースに手紙を書きます。写真やカードなどを同封する場合は、封入後に総重量が25g以内、最も厚い部分が1cm以内になるように調整します。
3.折り目に沿って折り、所定の部分を封じる
郵便書簡は、指定された折り目に沿って折り畳み、上下および裏面ののり付け部分を封じて差し出します。原形を変えるような加工は避け、料金印面を汚したり破損させたりしないようにしてください。
郵便局のネットショップで購入したミニレターは、折り畳まれていない状態で届く商品があります。その場合は、自分で折り目に沿って組み立てます。
4.ポスト投函または郵便局窓口へ持ち込む
封入と封かんが済んだら、郵便ポストへ投函できます。切手は通常不要です。ただし、差入口が小さいポストでは入らない場合があるため、無理に押し込最初に、郵便局の窓口を利用してください。
重量や厚さが上限に近い場合も、窓口で計測してもらうのがおすすめです。料金不足やサイズ超過の扱いを差し出す前に確認でき、受取人に不足料金の負担をかけるリスクを減らせます。
なお、ミニレターは追跡番号が付くサービスではありません。投函した事実や配達状況をオンラインで確認したい場合は、最初から追跡サービスのある配送方法を選ぶ必要があります。
【スマートレターと比較】85円と210円、どちらを選ぶ?
ミニレターとスマートレターは、どちらも日本郵便が提供する、料金印面付きの郵送サービスです。ただし、送れる大きさと重量には大きな差があります。価格だけでなく、中身のサイズや必要な配送機能を基準に選ぶことが大切です。
| 比較項目 | ミニレター(郵便書簡) | スマートレター |
|---|---|---|
| 料金 | 85円 | 210円 |
| サイズ | 縦16.5cm×横9.2cm(折り畳み時) | 25cm×17cm(A5サイズ) |
| 厚さ | 1cm以内 | 2cm以内 |
| 重量 | 25g以内 | 1kg以内 |
| 切手 | 通常は不要 | 不要 |
| ポスト投函 | 可能 | 可能 |
| 追跡サービス | なし | なし |
| 配達方法 | 郵便受けへの配達 | 郵便受けへの配達 |
| 向いている用途 | 短い手紙、写真、小さなカード類 | 書類や小型の品物など、ミニレターの上限を超える荷物 |
料金差は125円です。重さ25g以内で厚さ1cm以内の薄いものなら、ミニレターのほうが安く送れます。一方、厚さが1cmを超える場合や25gを超える場合は、スマートレターの条件に収まるか確認する価値があります。
ただし、スマートレターも追跡サービスや配送中の事故に対する損害賠償はありません。追跡や補償が必要なら、レターパックや書留など、必要な機能を備えたサービスを検討してください。
また、スマートレターは土曜日・日曜日・休日の配達を行わないサービスです。ミニレターも通常の郵便物として扱われるため、配達日を重視する場合は、発送方法だけでなく差出日や郵便物のお届け日数も確認しておきましょう。
【購入場所と注意点】コンビニ・料金不足・追跡なしの落とし穴
ミニレターを購入するなら、まず郵便局の窓口を利用する方法が確実です。また、日本郵便の公式オンライン販売である「郵便局のネットショップ」でも取り扱いがあります。2026年10月現在、ネットショップでは85円のミニレター10部セットが850円で販売されています。ただし、通販では別途送料がかかる場合があります。
コンビニについては注意が必要です。スマートレターは日本郵便の公式案内で、郵便局や一部のコンビニエンスストアなどの切手類販売所で販売すると説明されています。一方、ミニレターについては同様のコンビニ販売案内が明確に示されていません。コンビニでの購入を前提に探し回るより、郵便局窓口や公式オンライン販売を利用するほうが確実です。
2026年は偽造品にも注意が必要です。日本郵便は2026年5月26日付のお知らせで、インターネットのオークションサイトやフリーマーケットサイトなどで、偽造品の切手、ミニレター、スマートレターが出品されていたことを公表しました。2026年5月25日現在、偽造が確認された品目には「63円郵便書簡」も含まれています。
旧額面のミニレターを個人売買で購入する場合は、出品者や商品の出所を慎重に確認してください。古い額面の品物がすべて偽造品というわけではありませんが、額面だけを見て正規品だと判断するのは危険です。購入先の確実性を優先するなら、郵便局窓口または日本郵便の公式オンライン販売が安心です。
料金不足にも気を付けましょう。現在の85円より古い63円の正規品を使用する場合は、現行料金との差額である22円を切手で補う必要があります。また、厚さ1cmや重さ25gを超えた郵便物は、ミニレターの条件から外れ、定形外郵便物として取り扱われる場合があります。
料金が不足した郵便物は、差出人に返送されたり、受取人が不足額を負担したりすることがあります。超過した荷物に対して、単純に何円分の切手を貼ればよいかは、実際のサイズや重量などによって変わるため、郵便局の窓口で確認するのが確実です。
加えて、ミニレターには追跡サービスがありません。郵便受けへの配達が基本で、差し出した後に追跡番号で配送状況を確認することはできません。未着や破損などの配送トラブルが起きた際に、通常のミニレターでは損害賠償も受けられない点を理解しておく必要があります。
【プロの結論】メルカリのトレカ発送は安さとリスクを分けて考える
ミニレターの使いどころが分かりやすいのは、メルカリなどで取引するトレーディングカードや、薄い紙製品の発送です。カード1枚など、重量と厚さの条件を満たす品物なら、85円という低料金を生かせます。
ただし、カードをスリーブや硬質ケースに入れれば、重量と厚さが増えます。複数枚を重ねたり、厚い保護材を使ったりすると、1cm・25gの上限を超える可能性があります。カードが入るかどうかだけでなく、梱包後の状態で判断することが欠かせない。
もう一つの判断基準は、配送状況を追跡できなくても問題がないかどうかです。ミニレターは送料を抑えられる反面、発送後の追跡や補償がありません。高額なカードや、紛失・破損時の損失が大きい商品では、送料の安さよりも配送記録と補償を優先したほうが合理的です。
メルカリの公式ヘルプでも、通常の普通郵便は補償がないため高額商品の配送にはおすすめできないと案内されています。メルカリ便以外の方法で送る場合は、取引画面で選択できる発送方法や本人確認などの条件も確認し、購入者との認識の違いが生じないようにしましょう。
選び方を整理すると、次のようになります。
- ミニレターが向いている人:25g以内・厚さ1cm以内の小さな品物を、安価に送りたい人。
- スマートレターが向いている人:25gを超える書類や小型の品物を、厚さ2cm・重量1kg以内で送りたい人。
- 追跡や補償を優先する人:レターパックや書留、追跡・補償に対応したフリマアプリの配送サービスなどを検討したい人。
大切なのは、最安の発送方法を選ぶこと自体ではなく、品物の価値や梱包条件に対して、配送上のリスクが許容できるかを判断することです。
【ミニレター】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:ミニレターは2026年も85円で送れますか?
A1:はい。2026年10月現在、日本郵便の公式料金表では、重さ25g以内のミニレターは85円です。ただし、厚さ1cmまたは重量25gを超えると、通常のミニレターの条件から外れるため注意してください。
Q2:ミニレターには切手を貼る必要がありますか?
A2:通常は不要です。ミニレターには料金を示す印面があらかじめ付いています。ただし、旧額面の正規品を使う場合や、規定を超えて別の郵便物として扱われる場合は、追加料金が必要になることがあります。
Q3:ミニレターはコンビニで買えますか?
A3:コンビニでの販売は公式案内で明確に確認できないため、郵便局窓口での購入がおすすめです。日本郵便の公式オンライン販売でも、ミニレター10部セットを購入できます。
Q4:ミニレターでトレカや写真を送れますか?
A4:はい。トレーディングカードや写真なども、厚さ1cm以内・総重量25g以内で、郵便物として送れないものに該当しなければ同封できます。カードケースや保護材を含めた状態でサイズと重量を確認しましょう。
Q5:ミニレターは追跡できますか?
A5:通常のミニレターには追跡サービスがありません。配送状況を確認したい場合や、配送事故への補償が必要な場合は、追跡・補償に対応した別の発送方法を選んでください。
ミニレター(郵便書簡)は、2026年10月現在、85円で利用できる小型の郵便サービスです。縦16.5cm・横9.2cmの折り畳みサイズで、総重量25g以内・厚さ1cm以内という条件を守れば、手紙や写真、小さなカード類などを手軽に送れます。
切手を別途用意せずにポスト投函できる点は便利ですが、追跡サービスや配送時の損害賠償がない点は見落とせません。料金不足やサイズ超過を防ぐため、封をする前に梱包後の重量と厚さを確認し、迷った場合は郵便局の窓口で相談してください。
薄くて軽く、配送記録を必要としないものならミニレター、もう少し大きな品物ならスマートレター、追跡や補償が必要なら別の配送サービス。この基準で使い分ければ、送料を抑えながら、発送後のトラブルも避けやすくなります。